ヘリテージの家づくり ~わが家ができるまで

 

2014年のある時「マイホームを建てる!」が夢から現実になりました

土地探しに始まり大工事を経て移住、

そして現在進行形で家づくりを続けるわが家の奮闘記

 

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最も古い2014年末のブログから始まります

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【移転新築工事①】模型をつくっています

 

12月になりました。昨日あたりから寒くなりましたねーほんっとに寒いです。現在我が家は築数十年の古民家をリフォームして暮らしていますが、これがまぁほんっとに寒い!昔の家ですからもちろん断熱材などはいっておらず至るところから隙間風が・・・それに加えて2歳の息子があっちもこっちも襖を開けっ放してワーワー走り回るもんですから。早く新しい家に引っ越したい!が最近のわたしの口癖です。

 

肝心の新居についてです。うまくいけば年内には工事に取り掛かれそうなので、現在急ピッチで設計図をおこしています。オーナー(夫)は設計のプロですから自分の頭の中と設計図で完成した姿をイメージできてるようですが、建築素人の私(妻)は設計図を見て詳しく説明をしてもらってもいまいちピンときません。ですので模型をつくってもらいました。すると、まだ途中ですがなんとなく全貌がわかってきました!やっぱり立体になると現実味を帯びてきますねーなるほどなるほど。左半分の屋根がついてる部分がお店になるところで、右の屋根のないところ(実際は屋根つきますよ!)が住居です。ほぼ平屋で一部分だけ二階にする予定です。新居の台所には薪ストーブを導入する予定!やかんのお湯をわかしたり、煮物をグツグツしたり、シチューをあたためたり。台所から家の中、そしてお店のほうまでほんのりふんわりあたたかく。断然今の家よりあたたかくなる予定です。

 

ただ呆然と「今か今か・・・」と家が完成するのを待つだけじゃなくって、新しいお店のこと・家のこと、色々色々考えることがいっぱいで、いくら時間があっても足りないくらいです。でもこの悩み多き時間も、結構楽しいんです。

 

2014/12/03 

【移転新築工事②】新しい場所


 

わたしたちの新しい場所。意味深な「つやざき」マンホール。正しくは津屋崎のちょっと手前(北九州側)の勝浦という地区にあるちいさな集落の中に新しい我が家が建ちます。若松からひたすらR199→R495を西へ西へ50分くらい。道の駅むなかたから車で約5分、あんずの里運動公園のすぐ近くです。R495から少しはいった場所ですが、田園風景が広がるそのむこうに玄界灘の青い海がキラキラと輝く自然豊かな場所です。

 

2枚目の写真は勝浦浜。365日夕陽が沈むそうです。車で2分くらいかな?ゴミもなく綺麗な砂浜が続いています。そんなのどかな場所に心惹かれてこの地に決めました。私は独身時代、週末になるとひたすらカメラを持って一人撮影を楽しんでいましたが、その当時よくこのあたりをウロウロパシャパシャしたものです。そんな場所にまさか家を建てることになるなんて思いもしなかった。不思議な運命です

 

【移転新築工事③】200坪の土地

土地の全貌 広すぎて全て写らない・・・
土地の全貌
石垣に上がって手前から奥をのぞむ
手前から奥をのぞむ
一番奥から見た景色
一番奥から見た景色

 

12月にはいり寒くなりました。最近はテレビをつけるとクリスマスや年越しの話題など「師走」感たっぷりです。我が家では息子がウイルス性の病にかかってしまい私がそのお世話に追われ、夫もそのドタバタに巻き込まれ一日が・一週間があっという間に過ぎ去っていきます。いつものように息子が治る頃にきっと父母どちらかが倒れるんだろうな・・・と予想してます。さて、いよいよ移転する土地の全貌をお披露目します。と言っても今はだだっぴろい土地に雑草が生い茂ってるだけ。自然豊かでのびのび子育てができて、大通りに面してなくって、でもあまり奥まってなくって、店舗・住居・工房をできるだけ平屋建築で、駐車場が4.5台ほど、となると200~300坪は欲しい・・・などなど。とにかく様々な条件を満たす土地をひたすら数年前から探してきました。インターネットの不動産サイトで探すだけではなく(ネットに出ていない売土地や中古物件もたくさんありますから)、イメージに近い町や村に実際に足を運び「ここに家が建ったら・・・」と想像しながら自分たちの目で見て探し歩く日々。北九州市内はもちろん、うきはや朝倉など福岡南部の方にも行きましたし、県外も考えましたが真剣に土地探しを始めた当初から目をつけていたこの場所がずっと心にありました。売れずに残っていてくれたのも運命、家を建てるチャンスが訪れた時、やっぱりここしかない!と夫婦の気持ちがひとつになった場所です。

 

ここにわたしたちの家が建ちます。

 

【移転新築工事④】今年も残りわずかです。

 

寒い日が続いています。クリスマスにお正月の準備と残りわずかな2014年を慌しく過ごされている方も多いと思います。我が家は、オーナーは新しい家とお店の設計図を細かい細かい部分まで製作しており毎日朝方までがんばってはいるものの何せ大きな建物なので描いても描いても終わらないそうで・・・パソコンの前に座り頭を抱えています。それでも楽しそうですが。私は新しいお店に置くアイテムについて職人さんと打合せを進めたり、新たな商品を探し求める日々。今年もあっという間に残り10日です。やり残したこと・・・たくさんありそうです。まずは家の大掃除!がんばります。

 

【移転新築工事⑤】井戸を掘る

 

新店舗の建設予定地のあるちいさな集落一帯には、下水道は通っていますが上水道はきていません。そのため上水道は井戸水を使います。近隣住民の方々も各家庭に井戸があり、蛇口から水が出るような仕組みのようです。井戸水の水温は外気温ではなく「地温」の影響を受けるので、その水温は年間を通してほぼ一定といわれています。今日はその井戸を掘る場所などの打ち合わせを専門の業者さんと行いました。一緒に行った息子もすっかりこの場所が気に入った様子で、必死で四輪車を乗り回していました。周辺は車のとおりも少なくこどもの外遊びも安全です。

 

【移転新築工事⑥】地鎮祭

 

今日は宮地嶽神社の神主さんにお願いし地鎮祭を執り行いました。地鎮祭とは土木工事や建築などの工事を始める前に行う、その土地の神(氏神)を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る儀式のことです。オーナーは何度か経験がありますが、私は初めての経験なので若干緊張しての参加。でしたが、神主さんが丁寧に教えてくださり滞りなく無事に終了することができました。祭壇に供えられたお米や大きな鯛・野菜や果物は式の最中に神様がお召し上がりになったとても神聖なものであると教えていただき、さらにそのまま全て持ち帰らせていただきました。いよいよスタート地点に立ちました。明日から井戸掘りの工事が始まります。

 

【移転新築工事⑦】井戸堀り工事スタート

 

今日から井戸堀り工事がはじまりました。初日から、地面がぬかるんでいた場所に業者さんのトラックがはまってしまうというトラブルが発生しましたがなんとかなんとかスタート。以前にも書きましたが、この集落一帯には下水道は通っていますが上水道はきていません。そのため井戸を掘ってそこからポンプでくみあげ蛇口から水が出る設備をつくります。地下深く掘り下げていき何メートルくらいで水が出るのか、何日かかるのかはわかりません。業者さん曰く「一週間くらい」とのことですが、結果は神のみぞ知る・・・です。またお隣のおじいちゃん曰く「うちは20メートルくらいで水が出たよ」と教えてくださいました。反対側の奥様は「水が綺麗だからうちも安心して移住してきたのよ。」とおっしゃってました。何はともあれ、ご近所の方も楽しみにしてくださってる方が多く嬉しい限りです。

 

【移転新築工事⑧】駐車場工事スタート

 

今日は小雪もちらちら舞って寒かったですね。そんな中、敷地内のお客様用の駐車場をつくる工事が始まりました。集落内は離合できるかできないか・・・な細い道ですので、駐車場は少し余裕をもって停めれるようゆったりめに4台分とる予定です。

 

 

さて、工事現場から国道495号線に出てきました。正面が北九州方面で「あんずの里」がすぐそばにあります。(白い看板)そして左手に勝浦の田園風景、その先に玄界灘。後ろ側が津屋崎・福岡方面です。このあたりをドライブする時は少し山側をのぞいてみてくださいね。

 

【移転新築工事⑨】焦らずじっくりと

 

「水が出ました!」井戸掘りの職人さんからようやく連絡がありました。時間も深さも予想以上で、10日程かかり40メートル掘ったんだそう。今は井戸内の掃除や何やらをやってもらっています。自宅では夫が綿密な設計を毎日毎日、朝から晩までパソコンにべったりはりついて進めています。結構な大きさの建物になるので構造も複雑なうえ、あらゆる箇所の素材も吟味に吟味を重ねているので基礎工事にかかる前の下準備に膨大な時間がかかります。予算があるので全ての理想が叶うわけではありません。ですが限られた中で、知恵と経験をしぼって少しずつ着実に進んでいます。焦らずじっくりと。

 

【移転新築工事⑩】基礎工事はじまりました

 

新店舗工事の進捗状況です。井戸を掘り終えたあと井戸内の掃除を丁寧にすすめ、駐車場となる場所の工事、そして建物の基礎工事の下準備をすすめておりました。長年空き地だった土地なので、地面がかなりガタガタのゴツゴツで雑草も根深く根強い、それらを平にしたり土をならしたり。そしてようやく本日から基礎工事がスタートしました。

 

【移転新築工事⑪】日曜日の風景

 

新店舗の工事現場にて。日曜日は基本的に工事はお休みですが、今日は職人さんと打ち合わせのため現地へ。工事中はもちろん現場には入れないので休みの今日、特別に私と息子もはいらせてもらいました。一番忙しそうだったのはこの人。重機やら石山やら、二歳児男子の大好物満載で、あっちのもこっちにも走り回ってます。幸せそうだこと・・・ そんなこんなしてると、近所のおかあさん方が自宅から出てきて「何ができるとー?わくわくするねぇ。」と声をかけて下さいました。

 

【移転新築工事⑫】基礎工事はつづく

 

悪天候が続きなかなか順調に進まない現場です。自然の中で人間の手で進める訳ですから、もちろん順調に進まないのも想定内。しかも基礎屋さん曰く「わが家の設計(家のかたち)が複雑すぎてよーわからん!」と。近年シンプルな四角形の家が多いから複雑なかたちの家は珍しいそうです。私も主人(オーナー・設計者)も今まで図面で見てイメージで話していましたが、今日うえの写真の状態を見て、俄然テンションがあがりました。実物大のおおきいことおおきいこと。(ほぼ平屋建てで半分はお店なので広いです)お隣のおばあさんも「二軒建つんでしょ?」と言うくらいの大きさです。こうして実際の大きさを見ると「ああ本当に家が建つんだ」とさらに現実味をおびてきました。まだ決めることはいっぱいですが、ますます完成が楽しみです。

 

【移転新築工事⑬】基礎工事はまだまだつづく

 

佐賀市ではカッティングボード展が21日まで開催中ですが、新店舗工事もゆっくり進んでいます。毎日常に天気予報をチェックし柔軟に計画を変更して突き進む日々。少し休みをはさんで基礎工事が再開しました。昨日はいよいよ大きなミキサー車が2台来て基礎のコンクリートを流し込んでいく作業でした。敷地の最も奥側から撮りましたがこうして見ると大きいですよ。手前が工房で、奥の建物の左側が住居・右側がお店です。

 

【移転新築工事⑭】思わず「家やん...」と言ってしまいそうになる工房

 

新店舗の進捗状況です。現在、基礎工事がほぼ終わって工房を建築中です。思わず「家やん。人住めるやん。」と言ってしまいたくなる広さです。ゼイタク!主人は自分の城になる訳ですから、早朝5時起きで張り切って現場へ車を走らせ、セルフビルドな日々です。勝浦のあんずの里近くの国道495号線を福岡・津屋崎方面から走っていますとセブンイレブンがあります。そこを過ぎると右手山側のちいさな集落の中、ぽっかりあの工房が見えてきますよ。

 

【移転新築工事⑮】雑草との闘い

 

前回の更新からあっという間に2週間もたってしまいました。現在はオーナーが工房の工事を進める傍ら、私は大工工事が始まる前に、と敷地内の雑草を根こそぎ抜く作業をしています。もう何年も空き地だった場所なので、これでもか!というくらい雑草が生えていて地道にこつこつ強くて深い根っこからごっそり抜き去っています。この作業をしてると色々な生物が姿を現します。巨大なミミズやへび、トカゲ、ムカデ、バッタ、蟻の巣、カエル、だんご虫の大群、知らない虫の数々....はじめはいちいちビビってましたが、もうかなり慣れました。どうやら土壌はかなり豊かなようです。まだまだ雑草との闘いは続きます。では今日も行ってきます。

 

【移転新築工事⑯】六月

 

六月になりました。ここ福岡県北部は今週中には梅雨入りしそうです。新築工事の進捗状況ですが、大工工事の開始が若干遅れることもあり、ある程度先に工房を完成させ新たな機械もようやく導入したので、新しい工房での作業を始めています。今までは北九州の現自宅で作業し、福津の現場へ運ぶ、という少々面倒くさい状況だったので新しい工房が稼働して主人の仕事は一気にスムーズになりました。大工工事が始まるまでの間に、休業前に頂いてあった注文の家具の製作やメンテナンスをすすめていこうと頑張っております。予め承諾を得ているものの長らくお待たせしてしまい誠に申し訳ございません。主人のコピーロボットが5体くらい欲しい・・・とさえ願ってしまう今日この頃です。

 

【移転新築工事⑱】 番付

 

今日は「番付」という作業のため朝倉市の製材所へ行ってきました。番付(ばんづけ)とは、効率良く構造材の組み立てができるように柱・梁・桁などの部材に記号をつける作業ことを言い、どの面をどの方向に向けてどの部屋につかうかを決めていきます。同じ種類の木材といっても木目や色味でがらりと雰囲気が異なってくるので、この木はこういう感じだからこの部屋に使いましょう、というふうに一本一本使う場所を決めていくわけです。代表の杉岡さんはとても木に対して情熱のある方で、ひとつひとつ丁寧にこれはこういう色・木目でこんな特徴を持っているからこの部屋に使うのが良いですよ、と説明して下さいました。

 

 

広い製材所のあちこちに大量の木材がありますがどこも綺麗に整理整頓されており掃除が行き届いています。木材を大切にし愛をもって仕事をされていることがよくわかります。ちなみにはたらく車大好きな息子はずっとフォークリフトにくぎ付けでした。

 

 

自宅の床板。杉の香りと美しい木目を目の当たりにし、私たち夫婦思わず歓声をあげました。

 

 

最後にわが家のメインとなるダイニングの梁に使う木材を二本選びました。(下の写真)今回は予算の関係上プレカットでおこないますが、大工さんの手仕事を少しでも取り入れたく、手刻みで梁をいれてもらうようにしました。(他にも数箇所あります。)まだまだ梅雨は続きますが、今日見せていただいた木材たちが最後の製材を終えると現場へやってきます。そしていよいよ大工さんの登場、棟上げへと進みます。

 

【移転新築工事⑲】 足場をかける

 

今週末の上棟式にむけて足場をかけ始めました。「ようやく大工工事が始まる!」と日々高揚してきたところですが、今週は台風が近づいているのに伴ってずっと雨予報・・・18日の土曜日を目指して作業を進めていく予定ですが、天気によっては19日または20日になりそうな雰囲気です。上棟式の後には「餅まき」をしますよ!私たちがこどもの頃は近所でよく餅まきがあってはゾロゾロと集まったものですが、最近はめっきりその光景もみなくなってしまいました。子供心にわくわくしてとても楽しかったことを鮮明に覚えています。なので、わが家はぜひ餅まきを!と思っています。天気予報を見つつ、日程が確定しましたらまた改めてお知らせします。ぜひヘリテージ新店舗の餅まきにご参加くださいね。

 

【移転新築工事⑳】大工工事スタート

 

本日より待望の大工工事がはじまりました。今まで平面の基礎だけだったものが、どんどん立体になっていきます。主人が現場から帰ってくるなり「今日はどーやった?どーやった?」と私が毎日鼻息荒く聞くので、慣れないカメラで写真を撮ってきてくれました。うーん、わくわくしますねー!昨日お知らせしたばかりの棟上げ・餅まきについてですが、やはり台風がおもいきり直撃しそうなので、思いきって来週の25日(土)または26日(日)のどちらかで開催することになりました。台風の間作業ができない恐れがあることと、慌てずじっくり進めていこうと考えた上での判断です。とにもかくにも前進あるのみ。

 

【移転新築工事㉑】猛暑の一日


今日も一日お疲れ様でした!


【移転新築工事㉒】棟上げ

 

一昨日と今日の2日間、6名の大工さんが集合し一気に組み上げていきました。流れるようなチームワークは見ていてとても気持ちが良く、何時間でも見ていられそうです。一昨日の金曜日は台風の影響で風が強くとても寒い一日でした。

 

▲住居側 玄関~和室部分

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今日は朝から快晴。清々しい一日で、皆さん精力的に働いてらっしゃいます。どんどんどんどん組みあがっていき、みるみるうちに家の形になってきました。

 

▲店舗側部分



▲住居側 キッチン上部の梁 手刻みで仕上げてもらいました。

 

▲店舗側 二階部分

 

▲棟上げ

 

これから屋根工事へと進み、来週の25日土曜日に餅まきを予定しています。

皆様ぜひご参加くださいー!

 

【移転新築工事㉓】餅まきします!

 

いよいよ今週末7月25日(土)16時すぎより、ヘリテージ新店舗の餅まき大会を開催します。どなたでも自由に参加できますので、ぜひ皆さん現場へ足をはこんでみてください。

 

【現場への行き方】

新しい土地に建築中のためまだ住所が確定していません。下記の地図を参考に来られてください。またカーナビやGoogleMapなどで検索される際は、北九州方面からも福岡・津屋崎方面からも「あんずの里運動公園(駐車場完備)」を目指して来られるのが最もわかりやすいかと思います。あんずの里より徒歩数分です。国道495号線より少し奥に入った場所になりますが、当日は棟上の五色旗を掲げています。建設中の現場はちいさな集落の中にあり、車が離合できない程の細い道路です。周辺住民の方のご迷惑にならないよう現場への車の乗り入れはご遠慮くださいませ。

  

【移転新築工事㉔】餅まき日和

 

暑い暑い一日。雲ひとつない青空が広がり最高の餅まき日和となりました。午後4時頃になるとご近所の方々もゾロゾロと集まってくださり餅まきスタート。子供からお年寄りまで皆さんキャーキャー叫んで必死に楽しそうにお餅とお菓子を拾っていましたよ。笑顔と笑い声がいっぱいの最高のひとときを過ごせました。お集まり頂きました皆様、率先して協力くださった大工職人住幸房の皆様、本当にありがとうございました!

 

【移転新築工事㉕】 屋根 

 

餅まきから5日。雨も全く降らない酷暑の中、着々と屋根工事が進んでいます。室内にいても暑いというのに、一日中外での作業、大工さんたちには本当に頭が下がります。今日も一日ありがとうございました。また明日もよろしくお願い致します!

 

【移転新築工事㉖】台所の梁

▲住居部分、台所の梁です。大工さんに手刻みで仕上げてもらいました。

 

 ▼屋根の上を通っていた電線・電柱も他の場所へ移動し外観も少しすっきりしました。

 

【移転新築工事㉗】 瓦

屋根に瓦を葺いています。田園風景のむこうには玄界灘。青空と気持ちのいい景色が広がります。

 

▲住居側も瓦

 

▲灼熱の太陽の下、見事な職人っぷりで淡々と作業は続きます。

 

▲店側の外壁基礎も着々進行中。建物っぽくなってきた!

 

【移転新築工事㉘】店舗部分は吹抜け二階建て

▲店舗の裏側から見た様子。

 

こんにちは。久しぶりの更新です。家族でゆっくりとお盆休みを過ごし、今週からまた工事を再開しています。雨が続き数日工事を進められなかったけど、今日は朝から快晴でまた真夏のような暑さでした。そして来週も台風直撃の予報。大きな被害が出ませんように。

 

▲正面から見た様子。中央のブルーシートから右側が住居、左側が店舗。瓦屋さんは一日中屋根の上。ご苦労様です。

 

▲店舗側は一部吹抜けになって二階にスペースをつくります。

 

【移転新築工事㉙】木材市場へ

 

昨日はうきは市で定期的に開催されている木材市場へ仕入れに行ってきました。会場には建築関係と思われる方が大勢。 

 

▲このお方はどこへ行っても石ころとフォークリフトとユニック車に夢中。

 

▲なかなか良い状態のものに出会えました。さぁ新居にどこに使われるでしょうか。

 

【移転新築工事㉚】わがやの住人

 

昼間も涼しい風が吹くようになり工事もより着々と進んでおります。現在は細かい内装工事と外壁の下準備が行われています。私妻もできる限り現場に通って、夏の間サボっていた草刈りに精を出していますが、雑草の繁殖力に圧倒され遅々としてすすまず。大変な作業が続きますが、大工さんや主人が頑張っている姿、工事の音を聞いていると私にできること頑張らねば!愛しいわが家のため!と思えてきます。工事が休みだった昨日は主人の両親にも手伝ってもらい、家族総出で草刈りと土ならし。クワガタや巨大バッタ、巨大ミミズ、巨大蜘蛛、蛇、とにかくたくさんの生き物が姿を現してその度に息子は興味津々に生物研究しておりました。

 

【移転新築工事㉛】秋晴れ

 

気持ちの良い秋晴れが続いています。お隣の庭から金木犀のいい香り、近くの小学校からはこどもたちの笑い声が、あんずの里からは運動会の練習音が、ご近所の柿の木にはたわわに実る大きな柿、見渡す限りの田んぼでは忙しそうに稲刈りを、傍らには風に揺れるコスモスが。そんな秋を感じながら工事は順調に進んでいます。

 

【移転新築工事㉜】木摺り


 

住居側、外壁の工事がはじまりました。外壁の仕上げとなる漆喰を塗るための下地となる木摺り板をはっていってるところです。どんどん家っぽくなってきています。

 

▲住居側、和室開口部の庇。良い感じです。

 

【移転新築工事㉝】職人の背中

 

毎日数名の大工さんが来て早朝から真っ暗になるまで頑張ってくださっています。朝晩はだんだん寒さを感じるようになってきましたが、日中はまだまだ灼熱の太陽が降り注いで夏のような暑さです。暑い中お疲れさまです!

 

【移転新築工事㉞】断熱材

 

断熱材をいれています。可能な限り自然の素材をつかって家を建てたいと願う私たちが選んだものは、ウール100%の羊毛断熱材。夏は涼しく、冬は暖かい。自然の素材、羊毛に包まれて暮らす家。気持ちいいですよね。

 


▲玄関から伸びる広縁。和室から続くこの場所で日向ぼっこしながらゴロゴロ、気持ちいいだろうなぁ。この上に杉の無垢材をひきます。息子がドタバタ走り回る姿が目に浮かびます。

 

【移転新築工事㉟】柿渋を塗る

 

今日は親子三代で外壁につかう板材に柿渋を塗る作業をすすめました。はじめは危なっかしかった息子も、次第に上手になり結構な集中力でお手伝い。

 


 

顔も手も洋服も柿渋だらけ、必死です。なぜかちょうど鼻のしたに柿渋がついてチャップリンのように.....!自宅に戻ってからも「塗ったねー塗ったねー」と思い出に浸っておりました。大きくなっても「これはボクが塗った壁!」と覚えてくれてるといいな。

 

▲しっかり乾燥させて外壁に!



【移転新築工事㊱】板金職人

 

次は板金職人の登場。 庇(ひさし)に銅板を葺いているところです。今はこんなにギラギラ輝いていますが、雨風にさらされすぐに年季のはいった10円玉みたいになります。そして次第に緑青(銅が酸化されることでうまれる青緑色の錆)の屋根になることでしょう。これも経年変化が楽しみな素材です。

 

ちなみに弊社が昨年設計・施工を手がけた「喫茶ノラネコ」も一部銅板を葺いていますが、もうすでに薄ら緑がかってる所もあるんだとか。わが家の庇も神社の屋根とか大仏様みたいな色になるわけです。

 


【移転新築工事㊲】柿渋、その後

▲住居部分 台所裏

 

先週家族総出で塗装した柿渋の板材。こんな感じにつかいます。今日息子にこの様子を見せたら「ぼくが塗ったー!」と大喜びしてました。そしてまた続きを延々と塗り塗り塗り塗り・・・

 

▲住居部分 台所勝手口  左奥に見える黒い建物は主人の工房。外壁は焼き杉!

 

【移転新築工事㊳】店の内装

▲お店の玄関をはいってひとつめの部屋。

 

▲一段あがってふたつめの部屋。ここが広々してて、息子大喜びでひたすら走りまくる。

 

▲ふたつめの部屋の中央にぽっかり穴が。左端に階段がついて、2階にも部屋ができます。そして見えにくいけど、ふたつめの部屋の右奥にもうひと部屋あります。左奥から住居へと続きます。

 

【移転新築工事㊴】住居の内装

▲廊下より。右側の個室がお手洗い。その奥右側が台所。左端ブルーのカバーがかかっている柱が階段になります。

 

▲階段柱を横から見た図。サクサク高い脚立にのぼる3歳児。台所の脇(脚立の向こう側)にお店に通じるドアがついてここから行ったり来たりする予定。ここがポイント。店番と台所をまかされた主婦であるわたしが、設計者である主人にオーダーした部分です。昨年までは住居とは全く別の場所にお店を構えていたので、仕事中に急に雨が降りだして「あー洗濯物ほしてきたわー!」とか「今ちょっと時間あるけ、晩御飯のお米といでおきたいな。」とか「今日は宅急便が届くのに夜まで家に帰れないー!」とか小さな小さなことですが、不器用な私にとってはそれらの積み重ねがストレスでもありました。なので念願のマイホームを建てる時は、絶対お店と台所を一番近くにしてちょこまかしたい、という思いがあったんです。今回そのちいさな夢が叶うのでとってもうれしい!

 

▲ここがわが家の台所。上部はロフト、書斎になります。ここには敢えて壁は設けず、手すりだけを設置する予定。息子が喜んで足をぶーらぶらする姿が目に浮かびます。そして2階にもう一部屋、階段のぼって左手に客間または将来のこども部屋。ロフトのこもった感じがなんとも言えず気持ちがいい2階です。

 

【移転新築工事㊵】番外編

 

日曜・祝日は職人さん方お休みのため、私妻も主人と共に現場へ行き掃除や草刈り・その他自分にできることを手伝っています。今日は住居の床板の準備。以前畳の下地板として使われていたものを解体現場から引き上げてきた→今の現場でずっと足場板として使っている→それをひたすらに水洗いすること60枚弱...。終わる頃には日が暮れていました。腕がパンパンになってぐったりですが、綺麗になった板を並べると壮観でして。家が完成したら息子に自慢してやろうと思います。今日綺麗になった板材はこれからサイズと厚みを整えて、住居の二階書斎の床材として生まれ変わります。

 

【移転新築工事㊶】店舗内装工事のプロフェッショナル

 

11月も残り数日。とてもとっても寒くなりました。ご近所の方曰く、新居のあたりは海が近いため冬はかなり寒くなるそうです。「移住してきてはじめの年はあまりの寒さにびっくりしたわよ~」とおっしゃっていました。たしかにたしかに、今日の現場は強風と雨で急激に寒かったです。

 

さて、先週末より新たな職人さんが現場に登場しています。店舗内装工事の大工さんです。もんのすごいスピードであっという間に床板を張り終え、今日は壁をぐんぐん仕上げてくださってました。いやー活気があって楽しい!主人もプロのスピードについていこうと必死で下準備を進めております。こちらの職人さんは毎日うきは市から。そして明日から合流する左官職人さんは遠く大分県から。続々登場するプロの仕事を間近で見れて感動の毎日。家づくりって楽しいですね。

 

【移転新築工事㊷】左官職人

 

「うわー!塗りよるー!!」息子とともに大興奮の第一声。昨日から、待ってました!の左官職人さんが合流し、早速外壁に漆喰を塗ってくださっています。ずっと下地の木摺り板の状態(木摺り板のお話)だったので、がらっと雰囲気が変わって嬉しい!漆喰がはいるとビシッと締まりますねーぜひ実物を見て頂きたい、とてもかっこいいです。

 

▲こんな感じで漆喰を準備しています。

 

▲住居部分全貌。右側の木摺板が見えているところもぐるっと漆喰を塗ります。

 

▲住居、玄関から裏手にまわって和室側の開口部。(寒さ対策の為、臨時の建具をいれています)右側の柿渋部分は浴室(息子も参加した柿渋塗り)。柿渋と漆喰のコントラストがかっこいい!

 

【移転新築工事㊸】土 探 し

 

店舗と住居内の壁面の一部を土壁にしよう!ということで、左官職人さんを筆頭に土探しの探検をしてきました。勝浦のあたりを海のほうへ、山のほうへと、ひたすら大地を見つめながらドライブ。左官職人さんの目に映る「魅力的な土」がありそうなところで車を停めて実際に土を触ってみたり。どこの土も、色や質感・粘りけ・砂利が混じってるなどなど全く性質が異なっていて、壁に適するもの適さないもの、判断の基準が色々あるようです。土の世界は奥が深い... これから、土を見る目が変わりそう。貴重な体験をありがとうございました!しばらく作戦を練って使用の許可がとれそうな土があれば採用するそうです。

どんな仕上がりになるのか楽しみです。

 

【移転新築工事㊺】ラストスパート

 

テレビをつけるとクリスマスだ!お正月だ!年末特番だ!と師走感たっぷりの毎日です。それもそのはず、もう12月15日!今年も残り2週間程になってしまいました。そんな中わが家は今年中に引っ越せるのか?引っ越せないのか?の微妙なラインに立っており、毎日ハラハラドキドキ、師走感とは無縁の生活をおくっています。数日前、新しいお店の中にも階段が設置されました。とても立派な階段で息子も大喜び、上がったり下がったり、延々と繰り返しておりました。2階にもコの字型のなんとも心地良いサイズのスペースが完成し、ここでワークショップや展示会など企画したいな、と夢が広がります。

 

 

ラストスパートに燃える現場では、設計士・大工職人・左官職人・電気設備屋が集い今日も活気に満ちています。設計士である当店オーナーは1分1秒惜しんで走り回るあまり足場で頭を強打し流血するというハプニングを乗り越え昨夜は命からがら帰宅しましたが、工事が終わる最後の最後まで安全健康でありますように、と祈るばかりです。みなさん最後まで気をぬかず落ち着いて!

 

▲一心不乱に柿渋板をはるオーナー。激ヤセして頑張っております。

 

 

【移転新築工事㊻】福津市民になりました

 

数日前になんとか最終検査に合格して年内に福津市民になることができました。まだすべての工事が終了した訳ではないですが、今はひとまず小休止。ずっと神経を尖らせていた主人もようやく落ち着いたようで、家族みんなほっと一安心しています。ここまで知恵と知識と経験、すべてを捧げてくださったすべての職人方に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 

とりあえず住むことが可能になった夢のマイホームへ、ここ数日若松から福津へ何度も車で往復して荷物の大移動中です。お店と自宅の荷物、こんなにあったか!というくらい大量で驚いておりますが、ひとつの目標であった「新居で新年を迎える」ことが達成できそうで安堵しています。新たな年が明けてまだしばらくは細かな内装工事が続き、新店舗の什器や商品を新たに製作し、ヘリテージの新店舗は春くらいのオープンを目指して動いていきます。皆様のご期待に応えられるようより一層精進してまいります。また来年も変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。それでは皆様よいお年をお迎えください。

 

heritage 岸野健治・明子

 

【移転新築工事㊼】左官職人、再び。

 

すこし時間があきましたが二月から左官職人さんが再び壁塗りに取り掛かっています。住居部分の外壁ですが、下地の白漆喰を塗ってあったうえに、仕上げとして土と漆喰を混ぜたものを塗っています。

 

 

この土というのが、以前にブログでも紹介したあの時に見つけた土です。その後、地主さんにお会いすることができて快く譲って頂いたのです。(大切に大切に使わせ頂いてます。ありがとうございました!)

 

 

実際に塗るとこんな感じです。完全に乾くともうちょっと色が薄くなるそうです。自然素材の家、清々しいです。

 

【移転新築工事㊽】もみ殻の燻炭

 

土漆喰に混ぜるためのもみ殻の燻炭をつくっています。もみ殻はこれもまたご近所の方に譲っていただきました。感謝!もみ殻に火をいれ約一日燃やし続けました。完成したのが下の写真です。これを土漆喰に混ぜて外壁の仕上げに塗っています。

 

【移転新築工事㊾】赤土壁と玄関のレリーフ

 

左官職人の江口さんよりなななんと!玄関の照明にあわせてレリーフ(装飾)を施してくださいました。これは全く計画になかったので家族でビックリ、大感動でした。翌朝明るい時間に見るとまた雰囲気が違ってうっとり。自然素材でつくる美しい手仕事!江口さん、ありがとうございました。

 

左官/ LODO WORKS 江口征一

建具/ heritage 岸野健治

 

 

【移転新築工事㊿】三和土の玄関

 

今日は左官屋さんと当店主人のふたりで三和土(たたき)の玄関をつくります。材料をいろいろ準備していよいよ作業スタート!っとその前に「三和土」について少しネットで調べてみました。赤土や砂利に消石灰とにがりを混ぜて練り、塗って固めた素材のことをいうそうでこの時に三種類の材料を混ぜることから「三和土」と書くそうです。へー!

 

▲叩くための道具と材料いろいろ

 

 

 

赤土や石灰やもみがら、にがりなどを左官職人江口氏が独特の配合で混ぜ合わせていきます。そしていよいよ玄関スペースに材料を敷き詰めていきます。まずは土台となる大小の砂利から。それ以降少しずつ材料の配合を変えながら「敷き詰める→ひたすらパンパン叩いて固める」を繰り返します。15センチくらいはあったでしょうか、約7時間かかって目標のラインまで到達しました。最後は江口氏が綺麗に整えてくれて本日の作業は終了。

 

これから数日間はやり方を引き継いだ主人が叩いて整える作業を続けます。数日あれば表面だけは乾くそうですが、全体がしっかり乾くには1か月くらいかかるそう。今後どんな風に変化するのか楽しみです。

 

【移転新築工事 51】第三の部屋

 

現在、新店舗の内装工事を進めています。お店はおもに四つのエリアにわかれており、ここは一番奥にあたる第三の部屋。第一と第二の広々とした空間にはヘリテージのオリジナル家具をならべます。第四の部屋は階段をのぼった2階で、とても景色が良く展示会やイベントに使用したいな、と今のところ考えています。ここ第三の部屋は最も狭いですが、ヘリテージの木製小物や器や布もの・紙ものなどの細かいアイテムをぎゅっと並べる予定です。照明も落とし気味でかなり落ち着いた空間になるのでは。完成のイメージは主人の頭の中にのみあるので(この画像はまだ未完成です)、この部屋を任される私はとてもワクワク楽しみなのです。建具もすべてデザインからこだわって自ら製作するつもりなのでとても時間がかかります。それでも、一生に一度のマイホーム。自分たちが納得できるような完成を目指して、焦らず前向きに頑張っていこうと思っています。

 

【移転新築工事 52】二階の床

 

現在、新店舗2階部分の床材をはっています。予算もとっくに限界を超えているので、今もっている材料で・自分たちで出来る工事を。この床材は前記事の雑貨コーナーと同じもので張り方を変えてあります。それだけで雰囲気がかなり違ってみえます。2階はこのサイズのスペースがもうひとつ奥に広がります。

そちらもまた同じ材料で・違った張り方で施工しています。天気が良い日は田園風景と玄界灘まで見渡せるとても景色のいい2階。ここではイベントや展示会、ワークショップ、何か表現活動をされている方にレンタルで使って頂けるようなスペースに、将来的には喫茶室もしてみたいな、なんて夫婦の夢は広がります。

 

【移転新築工事 53】

 

建具や金物、細部にまでこだわってつくっています。実際に今の現場を見た人には本当に今月中にオープンできるのか、とってもとっても心配されておりますが.....。やるっきゃないんです、がんばっております。息子の登園がはじまり(まだ全く慣れてませんが)、父も母も仕事に集中できる時間が圧倒的に長くなりました。息子も慣れない環境の中でがんばっています。おとうさんもおかあさんもがんばるよ!

 

 

昨日の大雨でソメイヨシノは散ってしまいました。でも今年は例年よりも長い間美しい姿を楽しませてくれたように思います。ありがとう。さあ、これから新緑が美しい季節の到来です。

 

 

【移転新築工事 54】二階の床その2

 

新店舗2階のもうひとつの部屋、同じ材料をつかって床貼り終えています。アクセントにタイルを施して。これが同系色ですがなかなか良い感じで。

 

 

板の貼りかたを変えるだけでかなり雰囲気が違ってみえます。

 

 

【移転新築工事 54】同時進行あれこれ

 

今日からGWがはじまりましたね。お天気も良さそうで気持ちのいい季節です。そんな中わが社はもちろん休みも返上で内装工事を進めています。パソコンの前にゆっくりと座る暇もないくらい目まぐるしくあれこれと同時進行中。写真は大量の建具の材料。オーナーが建具にもこだわって自らデザイン・製作しております。妊婦の私妻も柿渋やオイルを塗ったりと手伝えることをやっています。

 

 

店舗の玄関をはいってすぐの部屋にも床板をはりました。例のごとく同じ材料で、はり方を変えて。がらりと雰囲気が違います。

 

 

庭づくりも同時に進行中。南西側は風と日差しがとても強いので、防風と日よけのために大物の木を植木屋さんに植えてもらいました。おおきなコナラとモミジ、とても華やかになりました。あともうひと踏ん張り、がんばります。

 

【移転新築工事 55】もうすぐです

 

天気の良い日が続き内装工事も佳境、庭仕事も合間をみて進めています。こう好天が続くと植木の水やりだけで結構な労働になります。上水道がとおってないわが家は基礎工事の一番始めに井戸を掘ったのですが、おかげで現在上水道代は無料(下水は有料)、水道代は大幅に節約できています。これだけ毎日水やりするって井戸水でほんと良かったね.... 夫婦で口を揃えています。

 

いよいよオープンの日も確定しそうで、オープンのお知らせDMの制作にも着手。もうすぐ皆様にもお伝えできそうなので、しばらくお待ちください。

 

【移転新築工事57】表情をかえる

 

以前にもご紹介した床材です。同じものをつかってはり方を変えてあります。ここに、どのお客様も「かっこいい!」「すてきー!」と気付いてくださるのがうれしいんです。というのも、ヘリテージは家具屋でもあり暮らしの道具を売る店でもありますが、一番基本にあるのは住宅や店舗をデザインする設計事務所であるということ。

 

お店にも、そこから繋がるわが家の住居部分にも、オーナーである主人のこだわりがいっぱい詰まったポイントがそこかしこに存在します。家づくりを検討されている方、初歩的なことからマニアックなことまで是非お気軽にご相談ください。

 

 

【移転新築工事 59】店内照明

新たな店舗では店内外の照明にもこだわっています。これは店内の一部の照明ですが、ほとんどが明治・大正時代のもの。オーナーが好きでコツコツと集めてきました。照明ひとつで部屋の雰囲気ががらりとかわるので、暮らしに彩りをそえるとても重要なアイテムです。まだほかにも在庫があるので、時々入れ替えて楽しみたいと思います。 そういった店内の変化にもぜひご注目ください。

 

【移転新築工事 60】緑の木陰

 

お店の西側の窓の外に植えたコナラの木。どんどん新緑がひらいてきらきら涼やかです。庭のほかの木も新緑が眩しく心地よい光が店内に降り注いでいます。わが家はカーテンを使わず植栽で木陰をつくって日除けや目隠しにしたいと考えていて、日差しが気になる窓辺には大きな木を植えるようにしています。四季を過ごしてなんとなく光や風の感じ方や気温の流れがわかって、これからそれら自然と向き合いどう気持ちよく暮らしていくか、家も家族もともの成長中です。二年目の庭、明らかに去年よりも緑が旺盛で、どの木も新緑がとても美しい。虫や雑草の問題、ここにこれを植えるべきじゃなかったね、などと失敗と成功を繰り返しつつ勉強の日々。失敗を経験に変えて、これからも庭づくりを楽しんでいきたいと思うのです。

 

【移転新築工事 61】店内照明

 

この照明器具を取り付けるためにデザインした天井。明治・大正期の建築物が好きな夫は、「いつか」のために昔からこういった雰囲気の照明を買い集めていてようやくその「いつか」が到来、お披露目できることになったものたち。店内あらゆる箇所でレトロなテイストの照明を見ることができます。照明器具ひとつで部屋の雰囲気がガラリと変わって、その存在の大きさを実感します。来店したら吊り下がっている照明、スタンドでスポットのように照らす照明、ご覧いただけますと嬉しいです。

 

【移転新築工事 62】ニヤトーの床材

 

ニヤトーという床材を、店内四部屋の床にそれぞれ張り方を変えて仕上げています。違いを見比べてみてくださいね。

 

一階

 

一階

 

二階

 

二階

 

 

【移転新築工事 63】声

 

おはようございます。今日は雨が降ったり止んだり晴れたり虹がでたり忙しい天気ですね。長男はちかくの水産高校に社会科見学へ、魚の放流のお手伝いをするそうです。遠足に芋ほり、みかん狩りと、楽しい季節になりました。さて今日は、開店当初からお客様によく聞かれることをいくつかご紹介。

 

「この建物は古い建物をリノベーションしたんですか?」

いいえ、更地に新築を建てました。私たちはもともと北九州市にいましたが、長男誕生に伴って家と店と工房を一箇所にまとめて建てようと考え、いろんな場所へ足を運び土地を探しました。当時から国道495号線はよく通っており、道の駅むなかたからあんずの里へ向かう途中、勝浦浜を過ぎて坂をのぼったところで、勝浦の田園風景がぱあっと広がる箇所があります。そこから見る景色が好きで「この景色に中に家を建てよう」と車でぐるぐる回って今の土地を見つけました。そこに夫が設計デザインした建物を建てたという訳です。

 

 

「窓がいいですね」

ありがとうございます!木製の窓やドア、店内すべての建具を夫がデザインし製作しています。窓にはめられた柄のはいったガラスや金物は、夫が古いものをコツコツと買い集めていたもの。アクセントになって良いですよね。どうぞじろじろ見てくださいね。

 

二階の漆喰壁の下部にはタイルを埋め込んでいます。手間はかかりましたが、これがあるとないとでは大違い。タイルの存在感抜群です。

 

 

「庭の木がちょうどいいところにありますね。」

木はもともとあったのではなく、家を建てた後に窓の位置にあわせて植えました。造園は素人なので信頼できる植木屋さんに相談しつつ、自分たちで植えれるものは自分たちの手で。特に西側に植えた大きなコナラの木が大好きで、晴れた日の木漏れ日が作り出す店内の風景が最高です。もうドングリがたくさん実をつけています。どっさり生っているのでドングリ拾い、楽しんでくださいね。ドングリが終わるといよいよ落葉します。きらきら木漏れ日がなくなり寂しいですが、寒い真冬に西日が射しこみ店内がぽかぽかあたたかになります。

 

閉店間際の店内、木漏れ日が最も美しい時間です。

 

土間を打つ

現在、ヘリテージの敷地内に小屋の建築を計画しています。

明日・明後日でその基礎となる土間を打つ作業を左官職人とともに行います。もし興味のある方がいらっしゃいましたら、是非見学にいらしてください。写真は先日中庭で同じ作業をした時のもの。息子二人も三和土(たたき)の材料となる土や石灰などを大きなミキサーで混ぜて・叩いて固める、という繰り返しの作業を一緒にしました。二人とも楽しかったようで、とても良い経験をさせてもらいました。明日・明後日は見学のみとなりますが、お店を見るついでに左官職人の仕事も是非ご覧ください。

 

【小屋を建てる①】土間を打つ

福津市に暮らし始めて5年半。

ずっと砂利の駐車場だった所に、当初からイメージしていた『小屋を建てる』計画がついに始動しました!お店も自宅も少しずつ手を加えながら暮らしている未完成のわが家ですが、「小屋建てるなら今しかない!」っと絶好のタイミングが訪れたので突き進むことにしました。

 

今回私たちが建てるのは「石場建て」という建て方で、その名の通り石の上に柱を立てて、大工が手刻みした木材を組み立てていく伝統工法です。

床下の土の部分は、湿気をおさえたり日常の手入れである草抜きの軽減、雨などによる土の流出を防ぐことなどを考慮しつつ、なによりも土に還る素材であることから三和土(たたき)を採用しています。

 

そして「石場建て工法」を選んだわけは、通気性・修繕性に優れ日本古来の免震工法であるということ。

ざっくりと説明しましたが「こういう建て方もある」ということを知って頂きたく、小さい小屋ではありますが計画しました。

 

 

▼1日目 5月8日(土)

まずは床下の土間を打つ工事を、先週末2日間でおこないました。

1日目は、土間の一層目(真砂土)となる部分の施工でした。

 

▼2日目 5月9日(日)

2日目は仕上げとなる二層目(地元勝浦でとれた赤土)の施工でした。

以前宮若市に新築を建てたTさんご夫妻と、Creachair・加藤さんが助っ人に来てくださり、大人5人でひたすら叩いて叩いて叩いて固めました。

暑い中参加して下さった皆さん、左官藤井さん、ありがとうございました!

 

【小屋を建てる②】棟上げ


 

現在わが家の敷地内に小さな小屋を建てる計画が進んでいます。

数日前からついに大工工事が始まり、柱などの主要構造材を建てる【建前】、そして本日棟が上がり屋根仕舞まで進みました。

ここに至るまでに大工職人があらかじめ材料となる杉材を手刻みで加工していたので、いざ始まるとどんどん組みあがっていって見ているだけでもワクワクします。

梅雨の晴れ間に、進めるところまで進みたいと頑張っています。

 


【小屋を建てる③】炭化コルク

 

2021年 6月8日

徐々に日中の気温が高くなってきて、すでに真夏のような暑さです。そんな中でも大工さんが頑張って下さって小屋作りは順調に進んでいます。小屋の骨組みが出来上がって、昨日から内・外壁の下地となる「炭化コルク」を施工しています。最近店舗づくり(リープリングやツムジヤ)でよく使っている素材で、ワインコルクなどを製造する過程で余ったものを加工して作られる断熱材です。優れた断熱性能がありとても軽量で、調湿性能が高く、吸音性と防虫効果もあります。また製造の過程で化学物質が一切使われてないので、人に優しく役目を終えると自然に返すことができる環境にも優しい素材です。今春施工したツムジヤでは、炭化コルクを店舗の外壁としてそのまま使用しています。今回の小屋では、この炭化コルクを下地として最終的に左官で(漆喰や土)仕上げていきます。壁が仕上がると炭化コルクは見えなくなります、興味のある方は今のうちに是非見にいらしてくださいね!

 

2022

 

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

 

福津に移住して「職住近接」の暮らしをはじめて6年がたちました。当時お腹にいた次男も5歳半、こどもたちも庭の木々もたくましく育っています。真っさらな何も無い土地にこの建物を建てて、ほとんどの木を夫婦二人で植えていきました。小さくて細かった木々が根を張り大きく育ち、外壁の柿渋は風雨にさらされて良い感じに経年変化を遂げています。落葉してすっかり寂しい時期ではありますが、久しぶりにしっかりとわが家を撮影したので、次は夏真っ盛りの瑞々しい季節に同じ構図で撮りたいと思います。1月2月は春の芽吹きにむけての準備期間。店頭では3月から少しずつ魅力的な作り手たちによる企画がはじまっていきます。新年の営業は1月13日(木)10時より。今年も皆様のご来店・ご相談をお待ちしております。