【移転新築工事㊻】福津市民になりました

 

数日前になんとか最終検査に合格して年内に福津市民になることができました。まだすべての工事が終了した訳ではないですが、今はひとまず小休止。ずっと神経を尖らせていた主人もようやく落ち着いたようで、家族みんなほっと一安心しています。ここまで知恵と知識と経験、すべてを捧げてくださったすべての職人方に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 

とりあえず住むことが可能になった夢のマイホームへ、ここ数日若松から福津へ何度も車で往復して荷物の大移動中です。お店と自宅の荷物、こんなにあったか!というくらい大量で驚いておりますが、ひとつの目標であった「新居で新年を迎える」ことが達成できそうで安堵しています。新たな年が明けてまだしばらくは細かな内装工事が続き、新店舗の什器や商品を新たに製作し、ヘリテージの新店舗は春くらいのオープンを目指して動いていきます。皆様のご期待に応えられるようより一層精進してまいります。また来年も変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。それでは皆様よいお年をお迎えください。

 

heritage 岸野健治・明子

 

【移転新築工事㊺】ラストスパート

 

テレビをつけるとクリスマスだ!お正月だ!年末特番だ!と師走感たっぷりの毎日です。それもそのはず、もう12月15日!今年も残り2週間程になってしまいました。そんな中わが家は今年中に引っ越せるのか?引っ越せないのか?の微妙なラインに立っており、毎日ハラハラドキドキ、師走感とは無縁の生活をおくっています。数日前、新しいお店の中にも階段が設置されました。とても立派な階段で息子も大喜び、上がったり下がったり、延々と繰り返しておりました。2階にもコの字型のなんとも心地良いサイズのスペースが完成し、ここでワークショップや展示会など企画したいな、と夢が広がります。

 

 

ラストスパートに燃える現場では、設計士・大工職人・左官職人・電気設備屋が集い今日も活気に満ちています。設計士である当店オーナーは1分1秒惜しんで走り回るあまり足場で頭を強打し流血するというハプニングを乗り越え昨夜は命からがら帰宅しましたが、工事が終わる最後の最後まで安全健康でありますように、と祈るばかりです。みなさん最後まで気をぬかず落ち着いて!

 

▲一心不乱に柿渋板をはるオーナー。激ヤセして頑張っております。

 

 

【移転新築工事㊹】柿渋の壁

 

師走にはいり新築工事も佳境を迎えております。しばらく私妻が塗り続けた柿渋の板材がついに外壁に。小さな小さな手伝いでしたが素人の私からするとかなりの感動!

 

 

店舗の外壁は柿渋の板材と漆喰で仕上げていきます。年内には移住できるよう朝から晩まで活気あふれる現場。がんばれおとうさん!

 

 

【移転新築工事㊸】土 探 し

 

店舗と住居内の壁面の一部を土壁にしよう!ということで、左官職人さんを筆頭に土探しの探検をしてきました。勝浦のあたりを海のほうへ、山のほうへと、ひたすら大地を見つめながらドライブ。左官職人さんの目に映る「魅力的な土」がありそうなところで車を停めて実際に土を触ってみたり。どこの土も、色や質感・粘りけ・砂利が混じってるなどなど全く性質が異なっていて、壁に適するもの適さないもの、判断の基準が色々あるようです。土の世界は奥が深い... これから、土を見る目が変わりそう。貴重な体験をありがとうございました!しばらく作戦を練って使用の許可がとれそうな土があれば採用するそうです。

どんな仕上がりになるのか楽しみです。

 

【移転新築工事㊷】左官職人

 

「うわー!塗りよるー!!」息子とともに大興奮の第一声。昨日から、待ってました!の左官職人さんが合流し、早速外壁に漆喰を塗ってくださっています。ずっと下地の木摺り板の状態(木摺り板のお話)だったので、がらっと雰囲気が変わって嬉しい!漆喰がはいるとビシッと締まりますねーぜひ実物を見て頂きたい、とてもかっこいいです。

 

▲こんな感じで漆喰を準備しています。

 

▲住居部分全貌。右側の木摺板が見えているところもぐるっと漆喰を塗ります。

 

▲住居、玄関から裏手にまわって和室側の開口部。(寒さ対策の為、臨時の建具をいれています)右側の柿渋部分は浴室(息子も参加した柿渋塗り)。柿渋と漆喰のコントラストがかっこいい!

 

【移転新築工事㊶】店舗内装工事のプロフェッショナル

 

11月も残り数日。とてもとっても寒くなりました。ご近所の方曰く、新居のあたりは海が近いため冬はかなり寒くなるそうです。「移住してきてはじめの年はあまりの寒さにびっくりしたわよ~」とおっしゃっていました。たしかにたしかに、今日の現場は強風と雨で急激に寒かったです。

 

さて、先週末より新たな職人さんが現場に登場しています。店舗内装工事の大工さんです。もんのすごいスピードであっという間に床板を張り終え、今日は壁をぐんぐん仕上げてくださってました。いやー活気があって楽しい!主人もプロのスピードについていこうと必死で下準備を進めております。こちらの職人さんは毎日うきは市から。そして明日から合流する左官職人さんは遠く大分県から。続々登場するプロの仕事を間近で見れて感動の毎日。家づくりって楽しいですね。

 

【移転新築工事㊵】番外編

 

日曜・祝日は職人さん方お休みのため、私妻も主人と共に現場へ行き掃除や草刈り・その他自分にできることを手伝っています。今日は住居の床板の準備。以前畳の下地板として使われていたものを解体現場から引き上げてきた→今の現場でずっと足場板として使っている→それをひたすらに水洗いすること60枚弱...。終わる頃には日が暮れていました。腕がパンパンになってぐったりですが、綺麗になった板を並べると壮観でして。家が完成したら息子に自慢してやろうと思います。今日綺麗になった板材はこれからサイズと厚みを整えて、住居の二階書斎の床材として生まれ変わります。

 

【移転新築工事㊴】住居の内装

▲廊下より。右側の個室がお手洗い。その奥右側が台所。左端ブルーのカバーがかかっている柱が階段になります。

 

▲階段柱を横から見た図。サクサク高い脚立にのぼる3歳児。台所の脇(脚立の向こう側)にお店に通じるドアがついてここから行ったり来たりする予定。ここがポイント。店番と台所をまかされた主婦であるわたしが、設計者である主人にオーダーした部分です。昨年までは住居とは全く別の場所にお店を構えていたので、仕事中に急に雨が降りだして「あー洗濯物ほしてきたわー!」とか「今ちょっと時間あるけ、晩御飯のお米といでおきたいな。」とか「今日は宅急便が届くのに夜まで家に帰れないー!」とか小さな小さなことですが、不器用な私にとってはそれらの積み重ねがストレスでもありました。なので念願のマイホームを建てる時は、絶対お店と台所を一番近くにしてちょこまかしたい、という思いがあったんです。今回そのちいさな夢が叶うのでとってもうれしい!

 

▲ここがわが家の台所。上部はロフト、書斎になります。ここには敢えて壁は設けず、手すりだけを設置する予定。息子が喜んで足をぶーらぶらする姿が目に浮かびます。そして2階にもう一部屋、階段のぼって左手に客間または将来のこども部屋。ロフトのこもった感じがなんとも言えず気持ちがいい2階です。

 

【移転新築工事㊳】店の内装

▲お店の玄関をはいってひとつめの部屋。

 

▲一段あがってふたつめの部屋。ここが広々してて、息子大喜びでひたすら走りまくる。

 

▲ふたつめの部屋の中央にぽっかり穴が。左端に階段がついて、2階にも部屋ができます。そして見えにくいけど、ふたつめの部屋の右奥にもうひと部屋あります。左奥から住居へと続きます。

 

【移転新築工事㊲】柿渋、その後

▲住居部分 台所裏

 

先週家族総出で塗装した柿渋の板材。こんな感じにつかいます。今日息子にこの様子を見せたら「ぼくが塗ったー!」と大喜びしてました。そしてまた続きを延々と塗り塗り塗り塗り・・・

 

▲住居部分 台所勝手口  左奥に見える黒い建物は主人の工房。外壁は焼き杉!

 

【移転新築工事㊱】板金職人

 

次は板金職人の登場。 庇(ひさし)に銅板を葺いているところです。今はこんなにギラギラ輝いていますが、雨風にさらされすぐに年季のはいった10円玉みたいになります。そして次第に緑青(銅が酸化されることでうまれる青緑色の錆)の屋根になることでしょう。これも経年変化が楽しみな素材です。

 

ちなみに弊社が昨年設計・施工を手がけた「喫茶ノラネコ」も一部銅板を葺いていますが、もうすでに薄ら緑がかってる所もあるんだとか。わが家の庇も神社の屋根とか大仏様みたいな色になるわけです。

 


【移転新築工事㉟】柿渋を塗る

 

今日は親子三代で外壁につかう板材に柿渋を塗る作業をすすめました。はじめは危なっかしかった息子も、次第に上手になり結構な集中力でお手伝い。

 


 

顔も手も洋服も柿渋だらけ、必死です。なぜかちょうど鼻のしたに柿渋がついてチャップリンのように.....!自宅に戻ってからも「塗ったねー塗ったねー」と思い出に浸っておりました。大きくなっても「これはボクが塗った壁!」と覚えてくれてるといいな。

 

▲しっかり乾燥させて外壁に!



【移転新築工事㉞】断熱材

 

断熱材をいれています。可能な限り自然の素材をつかって家を建てたいと願う私たちが選んだものは、ウール100%の羊毛断熱材。夏は涼しく、冬は暖かい。自然の素材、羊毛に包まれて暮らす家。気持ちいいですよね。

 


▲玄関から伸びる広縁。和室から続くこの場所で日向ぼっこしながらゴロゴロ、気持ちいいだろうなぁ。この上に杉の無垢材をひきます。息子がドタバタ走り回る姿が目に浮かびます。

 

【移転新築工事㉝】職人の背中

 

毎日数名の大工さんが来て早朝から真っ暗になるまで頑張ってくださっています。朝晩はだんだん寒さを感じるようになってきましたが、日中はまだまだ灼熱の太陽が降り注いで夏のような暑さです。暑い中お疲れさまです!

 

【移転新築工事㉜】木摺り


 

住居側、外壁の工事がはじまりました。外壁の仕上げとなる漆喰を塗るための下地となる木摺り板をはっていってるところです。どんどん家っぽくなってきています。

 

▲住居側、和室開口部の庇。良い感じです。

 

【移転新築工事㉛】秋晴れ

 

気持ちの良い秋晴れが続いています。お隣の庭から金木犀のいい香り、近くの小学校からはこどもたちの笑い声が、あんずの里からは運動会の練習音が、ご近所の柿の木にはたわわに実る大きな柿、見渡す限りの田んぼでは忙しそうに稲刈りを、傍らには風に揺れるコスモスが。そんな秋を感じながら工事は順調に進んでいます。

 

【移転新築工事㉚】わがやの住人

 

昼間も涼しい風が吹くようになり工事もより着々と進んでおります。現在は細かい内装工事と外壁の下準備が行われています。私妻もできる限り現場に通って、夏の間サボっていた草刈りに精を出していますが、雑草の繁殖力に圧倒され遅々としてすすまず。大変な作業が続きますが、大工さんや主人が頑張っている姿、工事の音を聞いていると私にできること頑張らねば!愛しいわが家のため!と思えてきます。工事が休みだった昨日は主人の両親にも手伝ってもらい、家族総出で草刈りと土ならし。クワガタや巨大バッタ、巨大ミミズ、巨大蜘蛛、蛇、とにかくたくさんの生き物が姿を現してその度に息子は興味津々に生物研究しておりました。

 

【移転新築工事㉙】木材市場へ

 

昨日はうきは市で定期的に開催されている木材市場へ仕入れに行ってきました。会場には建築関係と思われる方が大勢。 

 

▲このお方はどこへ行っても石ころとフォークリフトとユニック車に夢中。

 

▲なかなか良い状態のものに出会えました。さぁ新居にどこに使われるでしょうか。

 

【移転新築工事㉘】店舗部分は吹抜け二階建て

▲店舗の裏側から見た様子。

 

こんにちは。久しぶりの更新です。家族でゆっくりとお盆休みを過ごし、今週からまた工事を再開しています。雨が続き数日工事を進められなかったけど、今日は朝から快晴でまた真夏のような暑さでした。そして来週も台風直撃の予報。大きな被害が出ませんように。

 

▲正面から見た様子。中央のブルーシートから右側が住居、左側が店舗。瓦屋さんは一日中屋根の上。ご苦労様です。

 

▲店舗側は一部吹抜けになって二階にスペースをつくります。

 

【移転新築工事㉗】 瓦

屋根に瓦を葺いています。田園風景のむこうには玄界灘。青空と気持ちのいい景色が広がります。

 

▲住居側も瓦

 

▲灼熱の太陽の下、見事な職人っぷりで淡々と作業は続きます。

 

▲店側の外壁基礎も着々進行中。建物っぽくなってきた!

 

【移転新築工事㉖】台所の梁

▲住居部分、台所の梁です。大工さんに手刻みで仕上げてもらいました。

 

 ▼屋根の上を通っていた電線・電柱も他の場所へ移動し外観も少しすっきりしました。

 

【移転新築工事㉕】 屋根 

 

餅まきから5日。雨も全く降らない酷暑の中、着々と屋根工事が進んでいます。室内にいても暑いというのに、一日中外での作業、大工さんたちには本当に頭が下がります。今日も一日ありがとうございました。また明日もよろしくお願い致します!

 

【移転新築工事㉔】餅まき日和

 

暑い暑い一日。雲ひとつない青空が広がり最高の餅まき日和となりました。午後4時頃になるとご近所の方々もゾロゾロと集まってくださり餅まきスタート。子供からお年寄りまで皆さんキャーキャー叫んで必死に楽しそうにお餅とお菓子を拾っていましたよ。笑顔と笑い声がいっぱいの最高のひとときを過ごせました。お集まり頂きました皆様、率先して協力くださった大工職人住幸房の皆様、本当にありがとうございました!

 

【移転新築工事㉓】餅まきします!

 

いよいよ今週末7月25日(土)16時すぎより、ヘリテージ新店舗の餅まき大会を開催します。どなたでも自由に参加できますので、ぜひ皆さん現場へ足をはこんでみてください。

 

【現場への行き方】

新しい土地に建築中のためまだ住所が確定していません。下記の地図を参考に来られてください。またカーナビやGoogleMapなどで検索される際は、北九州方面からも福岡・津屋崎方面からも「あんずの里運動公園(駐車場完備)」を目指して来られるのが最もわかりやすいかと思います。あんずの里より徒歩数分です。国道495号線より少し奥に入った場所になりますが、当日は棟上の五色旗を掲げています。建設中の現場はちいさな集落の中にあり、車が離合できない程の細い道路です。周辺住民の方のご迷惑にならないよう現場への車の乗り入れはご遠慮くださいませ。

  

【移転新築工事㉒】棟上げ

 

一昨日と今日の2日間、6名の大工さんが集合し一気に組み上げていきました。流れるようなチームワークは見ていてとても気持ちが良く、何時間でも見ていられそうです。一昨日の金曜日は台風の影響で風が強くとても寒い一日でした。

 

▲住居側 玄関~和室部分

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今日は朝から快晴。清々しい一日で、皆さん精力的に働いてらっしゃいます。どんどんどんどん組みあがっていき、みるみるうちに家の形になってきました。

 

▲店舗側部分



▲住居側 キッチン上部の梁 手刻みで仕上げてもらいました。

 

▲店舗側 二階部分

 

▲棟上げ

 

これから屋根工事へと進み、来週の25日土曜日に餅まきを予定しています。

皆様ぜひご参加くださいー!

 

【移転新築工事㉑】猛暑の一日


今日も一日お疲れ様でした!


【移転新築工事⑳】大工工事スタート

 

本日より待望の大工工事がはじまりました。今まで平面の基礎だけだったものが、どんどん立体になっていきます。主人が現場から帰ってくるなり「今日はどーやった?どーやった?」と私が毎日鼻息荒く聞くので、慣れないカメラで写真を撮ってきてくれました。うーん、わくわくしますねー!昨日お知らせしたばかりの棟上げ・餅まきについてですが、やはり台風がおもいきり直撃しそうなので、思いきって来週の25日(土)または26日(日)のどちらかで開催することになりました。台風の間作業ができない恐れがあることと、慌てずじっくり進めていこうと考えた上での判断です。とにもかくにも前進あるのみ。

 

【移転新築工事⑲】 足場をかける

 

今週末の上棟式にむけて足場をかけ始めました。「ようやく大工工事が始まる!」と日々高揚してきたところですが、今週は台風が近づいているのに伴ってずっと雨予報・・・18日の土曜日を目指して作業を進めていく予定ですが、天気によっては19日または20日になりそうな雰囲気です。上棟式の後には「餅まき」をしますよ!私たちがこどもの頃は近所でよく餅まきがあってはゾロゾロと集まったものですが、最近はめっきりその光景もみなくなってしまいました。子供心にわくわくしてとても楽しかったことを鮮明に覚えています。なので、わが家はぜひ餅まきを!と思っています。天気予報を見つつ、日程が確定しましたらまた改めてお知らせします。ぜひヘリテージ新店舗の餅まきにご参加くださいね。

 

【移転新築工事⑱】 番付

 

今日は「番付」という作業のため朝倉市の製材所へ行ってきました。番付(ばんづけ)とは、効率良く構造材の組み立てができるように柱・梁・桁などの部材に記号をつける作業ことを言い、どの面をどの方向に向けてどの部屋につかうかを決めていきます。同じ種類の木材といっても木目や色味でがらりと雰囲気が異なってくるので、この木はこういう感じだからこの部屋に使いましょう、というふうに一本一本使う場所を決めていくわけです。代表の杉岡さんはとても木に対して情熱のある方で、ひとつひとつ丁寧にこれはこういう色・木目でこんな特徴を持っているからこの部屋に使うのが良いですよ、と説明して下さいました。

 

 

広い製材所のあちこちに大量の木材がありますがどこも綺麗に整理整頓されており掃除が行き届いています。木材を大切にし愛をもって仕事をされていることがよくわかります。ちなみにはたらく車大好きな息子はずっとフォークリフトにくぎ付けでした。

 

 

自宅の床板。杉の香りと美しい木目を目の当たりにし、私たち夫婦思わず歓声をあげました。

 

 

最後にわが家のメインとなるダイニングの梁に使う木材を二本選びました。(下の写真)今回は予算の関係上プレカットでおこないますが、大工さんの手仕事を少しでも取り入れたく、手刻みで梁をいれてもらうようにしました。(他にも数箇所あります。)まだまだ梅雨は続きますが、今日見せていただいた木材たちが最後の製材を終えると現場へやってきます。そしていよいよ大工さんの登場、棟上げへと進みます。

 

【移転新築工事⑯】六月

 

六月になりました。ここ福岡県北部は今週中には梅雨入りしそうです。新築工事の進捗状況ですが、大工工事の開始が若干遅れることもあり、ある程度先に工房を完成させ新たな機械もようやく導入したので、新しい工房での作業を始めています。今までは北九州の現自宅で作業し、福津の現場へ運ぶ、という少々面倒くさい状況だったので新しい工房が稼働して主人の仕事は一気にスムーズになりました。大工工事が始まるまでの間に、休業前に頂いてあった注文の家具の製作やメンテナンスをすすめていこうと頑張っております。予め承諾を得ているものの長らくお待たせしてしまい誠に申し訳ございません。主人のコピーロボットが5体くらい欲しい・・・とさえ願ってしまう今日この頃です。

 

【移転新築工事⑮】雑草との闘い

 

前回の更新からあっという間に2週間もたってしまいました。現在はオーナーが工房の工事を進める傍ら、私は大工工事が始まる前に、と敷地内の雑草を根こそぎ抜く作業をしています。もう何年も空き地だった場所なので、これでもか!というくらい雑草が生えていて地道にこつこつ強くて深い根っこからごっそり抜き去っています。この作業をしてると色々な生物が姿を現します。巨大なミミズやへび、トカゲ、ムカデ、バッタ、蟻の巣、カエル、だんご虫の大群、知らない虫の数々....はじめはいちいちビビってましたが、もうかなり慣れました。どうやら土壌はかなり豊かなようです。まだまだ雑草との闘いは続きます。では今日も行ってきます。

 

【移転新築工事⑭】思わず「家やん...」と言ってしまいそうになる工房

 

新店舗の進捗状況です。現在、基礎工事がほぼ終わって工房を建築中です。思わず「家やん。人住めるやん。」と言ってしまいたくなる広さです。ゼイタク!主人は自分の城になる訳ですから、早朝5時起きで張り切って現場へ車を走らせ、セルフビルドな日々です。勝浦のあんずの里近くの国道495号線を福岡・津屋崎方面から走っていますとセブンイレブンがあります。そこを過ぎると右手山側のちいさな集落の中、ぽっかりあの工房が見えてきますよ。

 

【移転新築工事⑬】基礎工事はまだまだつづく

 

佐賀市ではカッティングボード展が21日まで開催中ですが、新店舗工事もゆっくり進んでいます。毎日常に天気予報をチェックし柔軟に計画を変更して突き進む日々。少し休みをはさんで基礎工事が再開しました。昨日はいよいよ大きなミキサー車が2台来て基礎のコンクリートを流し込んでいく作業でした。敷地の最も奥側から撮りましたがこうして見ると大きいですよ。手前が工房で、奥の建物の左側が住居・右側がお店です。

 

【イベント】カッティングボード展はじまりました。

 

 

今日から佐賀市大財の12にてヘリテージのカッティングボード展「切ること盛ること」はじまりました。今回わたしたちは会場には在廊せず、すべて12のふたりにおまかせ。ですので今日は朝から夫婦でソワソワ、一日目が終わる頃になってようやく連絡がありました。初日の今日は12のオープン一周年の記念日ということもあり、予想以上にたくさんのお客様がご来店くださったこと。予想をはるかにはるかに上回る方にヘリテージのカッティングボードをお買い上げ頂いたこと。12店主の疲労困憊した声に、今日一日とても楽しく大変だったことが凝縮されていました。ヘリテージの製品を手に取り、お買い上げ下さいました皆様、本当にありがとうございました。

 

初日に大半の製品が売れてしまったという嬉しい報告をいただきましたので、現在大急ぎで追加のカッティングボードを製作しております。

まだ初日が終了したばかりで、4月21日まで「切ること盛ること」は続きます。引き続き皆様のご来店をお待ちしています。

 

【移転新築工事⑫】基礎工事はつづく

 

悪天候が続きなかなか順調に進まない現場です。自然の中で人間の手で進める訳ですから、もちろん順調に進まないのも想定内。しかも基礎屋さん曰く「わが家の設計(家のかたち)が複雑すぎてよーわからん!」と。近年シンプルな四角形の家が多いから複雑なかたちの家は珍しいそうです。私も主人(オーナー・設計者)も今まで図面で見てイメージで話していましたが、今日うえの写真の状態を見て、俄然テンションがあがりました。実物大のおおきいことおおきいこと。(ほぼ平屋建てで半分はお店なので広いです)お隣のおばあさんも「二軒建つんでしょ?」と言うくらいの大きさです。こうして実際の大きさを見ると「ああ本当に家が建つんだ」とさらに現実味をおびてきました。まだ決めることはいっぱいですが、ますます完成が楽しみです。

 

【イベント】Cutting Board

 

まだ随分先の話だと思っていたカッティングボード展まで3週間をきりました。今日の一枚は、DM用に数パターン撮ったなかで採用されなかったもの。ここまで仕上げるのに時間かかったんですけどね....でもその後皆で楽しく完食できたからヨシ!カッティングボードをただのまな板としてだけではなく(切ること)、こんな風にお皿としてそのまま使ってしまうのも(盛ること)自然で素敵ですよ。って感じのご提案をさせて頂きます。また初日の4月12日は12のオープン1周年記念日!それに合わせてなんだかいろいろおいしいものなど、並ぶようですよ。それと上の写真を見て気になる方も多いと思いますが、撮影に使ったグラスやお皿・カトラリーなどは12で実際に販売されているものもあります。(商品でないものもあるし、既に完売済みのものもあると思いますが...)

 

12はフランスをこよなく愛するふたりの女性店主が営んでいます。実際にフランスを旅して仕入れてきたもの、たくさん並んでいます。メイドインジャパンのいいもの、も並んでいます。小さなお店だけれどふたりのこだわりと「好き」がぎゅっとつまったお店です。この機会にぜひお立ち寄りいただけますと幸いです。

 

 

【移転新築工事⑪】日曜日の風景

 

新店舗の工事現場にて。日曜日は基本的に工事はお休みですが、今日は職人さんと打ち合わせのため現地へ。工事中はもちろん現場には入れないので休みの今日、特別に私と息子もはいらせてもらいました。一番忙しそうだったのはこの人。重機やら石山やら、二歳児男子の大好物満載で、あっちのもこっちにも走り回ってます。幸せそうだこと・・・ そんなこんなしてると、近所のおかあさん方が自宅から出てきて「何ができるとー?わくわくするねぇ。」と声をかけて下さいました。

 

【移転新築工事⑩】基礎工事はじまりました

 

新店舗工事の進捗状況です。井戸を掘り終えたあと井戸内の掃除を丁寧にすすめ、駐車場となる場所の工事、そして建物の基礎工事の下準備をすすめておりました。長年空き地だった土地なので、地面がかなりガタガタのゴツゴツで雑草も根深く根強い、それらを平にしたり土をならしたり。そしてようやく本日から基礎工事がスタートしました。

 

【イベント】4月 展示会のご案内

【移転新築工事⑨】焦らずじっくりと

 

「水が出ました!」井戸掘りの職人さんからようやく連絡がありました。時間も深さも予想以上で、10日程かかり40メートル掘ったんだそう。今は井戸内の掃除や何やらをやってもらっています。自宅では夫が綿密な設計を毎日毎日、朝から晩までパソコンにべったりはりついて進めています。結構な大きさの建物になるので構造も複雑なうえ、あらゆる箇所の素材も吟味に吟味を重ねているので基礎工事にかかる前の下準備に膨大な時間がかかります。予算があるので全ての理想が叶うわけではありません。ですが限られた中で、知恵と経験をしぼって少しずつ着実に進んでいます。焦らずじっくりと。

 

【移転新築工事⑧】駐車場工事スタート

 

今日は小雪もちらちら舞って寒かったですね。そんな中、敷地内のお客様用の駐車場をつくる工事が始まりました。集落内は離合できるかできないか・・・な細い道ですので、駐車場は少し余裕をもって停めれるようゆったりめに4台分とる予定です。

 

 

さて、工事現場から国道495号線に出てきました。正面が北九州方面で「あんずの里」がすぐそばにあります。(白い看板)そして左手に勝浦の田園風景、その先に玄界灘。後ろ側が津屋崎・福岡方面です。このあたりをドライブする時は少し山側をのぞいてみてくださいね。

 

【移転新築工事⑦】井戸堀り工事スタート

 

今日から井戸堀り工事がはじまりました。初日から、地面がぬかるんでいた場所に業者さんのトラックがはまってしまうというトラブルが発生しましたがなんとかなんとかスタート。以前にも書きましたが、この集落一帯には下水道は通っていますが上水道はきていません。そのため井戸を掘ってそこからポンプでくみあげ蛇口から水が出る設備をつくります。地下深く掘り下げていき何メートルくらいで水が出るのか、何日かかるのかはわかりません。業者さん曰く「一週間くらい」とのことですが、結果は神のみぞ知る・・・です。またお隣のおじいちゃん曰く「うちは20メートルくらいで水が出たよ」と教えてくださいました。反対側の奥様は「水が綺麗だからうちも安心して移住してきたのよ。」とおっしゃってました。何はともあれ、ご近所の方も楽しみにしてくださってる方が多く嬉しい限りです。

 

【移転新築工事⑥】地鎮祭

 

今日は宮地嶽神社の神主さんにお願いし地鎮祭を執り行いました。地鎮祭とは土木工事や建築などの工事を始める前に行う、その土地の神(氏神)を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る儀式のことです。オーナーは何度か経験がありますが、私は初めての経験なので若干緊張しての参加。でしたが、神主さんが丁寧に教えてくださり滞りなく無事に終了することができました。祭壇に供えられたお米や大きな鯛・野菜や果物は式の最中に神様がお召し上がりになったとても神聖なものであると教えていただき、さらにそのまま全て持ち帰らせていただきました。いよいよスタート地点に立ちました。明日から井戸掘りの工事が始まります。

 

【移転新築工事⑤】井戸を掘る

 

新店舗の建設予定地のあるちいさな集落一帯には、下水道は通っていますが上水道はきていません。そのため上水道は井戸水を使います。近隣住民の方々も各家庭に井戸があり、蛇口から水が出るような仕組みのようです。井戸水の水温は外気温ではなく「地温」の影響を受けるので、その水温は年間を通してほぼ一定といわれています。今日はその井戸を掘る場所などの打ち合わせを専門の業者さんと行いました。一緒に行った息子もすっかりこの場所が気に入った様子で、必死で四輪車を乗り回していました。周辺は車のとおりも少なくこどもの外遊びも安全です。

 

【移転新築工事④】今年も残りわずかです。

 

寒い日が続いています。クリスマスにお正月の準備と残りわずかな2014年を慌しく過ごされている方も多いと思います。我が家は、オーナーは新しい家とお店の設計図を細かい細かい部分まで製作しており毎日朝方までがんばってはいるものの何せ大きな建物なので描いても描いても終わらないそうで・・・パソコンの前に座り頭を抱えています。それでも楽しそうですが。私は新しいお店に置くアイテムについて職人さんと打合せを進めたり、新たな商品を探し求める日々。今年もあっという間に残り10日です。やり残したこと・・・たくさんありそうです。まずは家の大掃除!がんばります。

 

【移転新築工事③】200坪の土地

土地の全貌 広すぎて全て写らない・・・
土地の全貌
石垣に上がって手前から奥をのぞむ
手前から奥をのぞむ
一番奥から見た景色
一番奥から見た景色

 

12月にはいり寒くなりました。最近はテレビをつけるとクリスマスや年越しの話題など「師走」感たっぷりです。我が家では息子がウイルス性の病にかかってしまい私がそのお世話に追われ、夫もそのドタバタに巻き込まれ一日が・一週間があっという間に過ぎ去っていきます。いつものように息子が治る頃にきっと父母どちらかが倒れるんだろうな・・・と予想してます。さて、いよいよ移転する土地の全貌をお披露目します。と言っても今はだだっぴろい土地に雑草が生い茂ってるだけ。自然豊かでのびのび子育てができて、大通りに面してなくって、でもあまり奥まってなくって、店舗・住居・工房をできるだけ平屋建築で、駐車場が4.5台ほど、となると200~300坪は欲しい・・・などなど。とにかく様々な条件を満たす土地をひたすら数年前から探してきました。インターネットの不動産サイトで探すだけではなく(ネットに出ていない売土地や中古物件もたくさんありますから)、イメージに近い町や村に実際に足を運び「ここに家が建ったら・・・」と想像しながら自分たちの目で見て探し歩く日々。北九州市内はもちろん、うきはや朝倉など福岡南部の方にも行きましたし、県外も考えましたが真剣に土地探しを始めた当初から目をつけていたこの場所がずっと心にありました。売れずに残っていてくれたのも運命、家を建てるチャンスが訪れた時、やっぱりここしかない!と夫婦の気持ちがひとつになった場所です。

 

ここにわたしたちの家が建ちます。

 

【移転新築工事②】新しい場所


 

わたしたちの新しい場所。意味深な「つやざき」マンホール。正しくは津屋崎のちょっと手前(北九州側)の勝浦という地区にあるちいさな集落の中に新しい我が家が建ちます。若松からひたすらR199→R495を西へ西へ50分くらい。道の駅むなかたから車で約5分、あんずの里運動公園のすぐ近くです。R495から少しはいった場所ですが、田園風景が広がるそのむこうに玄界灘の青い海がキラキラと輝く自然豊かな場所です。

 

2枚目の写真は勝浦浜。365日夕陽が沈むそうです。車で2分くらいかな?ゴミもなく綺麗な砂浜が続いています。そんなのどかな場所に心惹かれてこの地に決めました。私は独身時代、週末になるとひたすらカメラを持って一人撮影を楽しんでいましたが、その当時よくこのあたりをウロウロパシャパシャしたものです。そんな場所にまさか家を建てることになるなんて思いもしなかった。不思議な運命です

 

【移転新築工事①】模型をつくっています

 

12月になりました。昨日あたりから寒くなりましたねーほんっとに寒いです。現在我が家は築数十年の古民家をリフォームして暮らしていますが、これがまぁほんっとに寒い!昔の家ですからもちろん断熱材などはいっておらず至るところから隙間風が・・・それに加えて2歳の息子があっちもこっちも襖を開けっ放してワーワー走り回るもんですから。早く新しい家に引っ越したい!が最近のわたしの口癖です。

 

肝心の新居についてです。うまくいけば年内には工事に取り掛かれそうなので、現在急ピッチで設計図をおこしています。オーナー(夫)は設計のプロですから自分の頭の中と設計図で完成した姿をイメージできてるようですが、建築素人の私(妻)は設計図を見て詳しく説明をしてもらってもいまいちピンときません。ですので模型をつくってもらいました。すると、まだ途中ですがなんとなく全貌がわかってきました!やっぱり立体になると現実味を帯びてきますねーなるほどなるほど。左半分の屋根がついてる部分がお店になるところで、右の屋根のないところ(実際は屋根つきますよ!)が住居です。ほぼ平屋で一部分だけ二階にする予定です。新居の台所には薪ストーブを導入する予定!やかんのお湯をわかしたり、煮物をグツグツしたり、シチューをあたためたり。台所から家の中、そしてお店のほうまでほんのりふんわりあたたかく。断然今の家よりあたたかくなる予定です。

 

ただ呆然と「今か今か・・・」と家が完成するのを待つだけじゃなくって、新しいお店のこと・家のこと、色々色々考えることがいっぱいで、いくら時間があっても足りないくらいです。でもこの悩み多き時間も、結構楽しいんです。

 

2014/12/03 

上野ビルでの営業を終了しました。

 

本日にて若松・上野ビルでの営業は終了致しました。最後の最後まで足を運んで下さいました皆様、ありがとうございました。実店舗での営業・オーダー家具の受注は当面の間おやすみさせて頂き、これからいよいよ本格的に移転のための準備、そして年明け早々より新築工事が始まります。今現在はその前段階の事務的な諸々・・・これがけっこう役所や銀行、不動産などなどあっち行ったりこっち行ったり時間がとられるんですね。と同時に、上野ビルからあの荷物をすべて持ち出す作業が待っています。

 

「ここの雰囲気が大好きでした」と言ってくださる方が多く、私たち以上に寂しがってくださった皆様。新しい店舗ではさらに進化した「今のヘリテージ」を表現できると確信しておりますので、どうぞリニューアルオープンを楽しみに楽しみにお待ちください。工事の様子や新店舗の情報はここDiaryやfacebookで随時お知らせしていきます。今後ともヘリテージを宜しくお願い申し上げます。

 

店舗移転に伴う一時休業のおしらせ

 

日頃はヘリテージをご愛顧頂きありがとうございます。

 

唐突ではありますが、この度店舗を福津市に移転することになりました。それに伴い、現在の上野ビルでの営業を11月24日(月)を最後に一時休業いたします。今回の移転工事については自社で設計から施工までおこなうため、その間オーダー家具の受注もお休みさせて頂きます。なお店舗は一時休業しますが工房にて作業は続けますので、現在オーダーを頂いております家具につきましては、完成次第順次お届けに上がります。

 

「いつか店+工房+家を建てたい!」 

 

ずっとわたしたち夫婦の夢であり目標としてきました。二年前に息子が生まれてからはより一層その想いが強くなり、そして今、様々なタイミングが重なり突然に実現のチャンスがおとずれたのです。長期間お店を閉めるのはとても勇気が要ることですが、今このタイミングを逃しては絶対にいけないような気がして大きな一歩を踏み出す決断をしました。

 

これから数ヶ月間大変な作業が続きますが、「お客様にゆっくりとくつろいでいただける店」そして「わたしたち家族がいつまでも元気に・笑顔で暮らせる心地いい家」を目指して頑張りたいと思います。工事の進捗状況や新店舗の情報、再オープンの日程などにつきましてはこのホームページまたはFacebookで随時お知らせしていきます。新たな場所に変わりましても、皆様の変わらぬご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。