2022/04 -
K邸完成までの道のり
福津市畦町「creachairクリーチェアー」加藤さんの、家具のショールームとそれにつながる住宅を新しく建築中です。大工工事が佳境をむかえて、毎日二人の職人さんが頑張ってくださっています。
大工工事と並行して、左官工事もはじまります。室内の壁は漆喰で仕上げていきますが、現在、その下地となる寒冷紗(かんれいしゃ)をこんにゃくのりで張っていく作業を施主ご夫妻で進めているところです。まずは1階のリビングから。ダイニングより一段高くなっていて籠っている感じがとても落ち着く空間。いずれ家具職人であるご主人がソファを制作されて、ご家族がくつろぐスペースになります。
店舗側も大工工事の終わりが見えてきました。こちらも広い壁全体に寒冷紗をはっていき、左官で仕上げていきます。全体像が見えてきて、ようやく建物らしくなってきました。
福津市畦町「creachairクリーチェアー」加藤さんの、家具のショールームとそれにつながる住宅を新しく建築中です。むかって右側の木製の外壁側がご家族の住居、左側の四角の建物が店舗部分になります。店舗側の外壁は、最後に左官で仕上げていきます。
住居側の玄関からはいって、すぐにトイレ・洗面所・浴室、廊下を進むとダイニングとリビングが広がります。ダイニングの一角に、2階へ続く階段を設置します。
ダイニングの右奥、一段あがったところにリビングルーム。左奥の通路から、店舗側へつながります。
リビングの奥・一段下がったところには、施主である家具職人・加藤さん自ら収納を兼ねたソファを制作されます。床下・壁・天井には、夏を涼しく・冬をあたたかく過ごすために、しっかりと天然素材のウールの断熱材を敷き詰めました。
ダイニングから店舗側へ移動しました。こちらにもウールの断熱材を敷き詰めて、床は杉赤身材の下地の上に栗の無垢材、天井は杉の源平材を鎧張りではりました。
窓枠は、加藤さんが木取りから加工し、大工さんが現場でサイズを合わせて組み上げ取り付けしています。
福津市畦町で家具工房を営む「creachair クリーチェアー」加藤将輝さんの、家具のショールームとそれに繋がる自宅を新しく建築中です。徐々に形がはっきりして、建物らしくなってきました。左の平屋の建物が店舗、右の屋根3つの凸凹した建物が家族の住居になります。
住居部分の外壁は杉の無垢材(赤身上小無地)、店舗部分の外壁は左官仕上げになります。現在は左官の下地となる「木摺り板」をはっている状態です。
店舗の内部は、天井が高く明るく開放的な空間。上写真の左奥のドアから、住居へとつながっていきます。木製の建具を使用する場合は、いつもヘリテージで製作しますが、今回の現場では、施主である家具職人・加藤さんがみずから作られています。加藤さんのインスタグラムでも時々作業の様子を投稿されてますので、あわせてご覧ください。
https://www.instagram.com/creachair/
https://www.instagram.com/creachairshop/
住居側は、キッチン・リビング・ダイニング・洗面室・階段室・2階に家族の寝室など、必要な機能がコンパクトにまとまっています。天井・壁・床下には、ウールの断熱材が敷き詰められて、建物をあたたかく守ってくれます。
天井にもたっぷりウールの断熱材が見える
とにかく敷地が広い!来店されるお客様の車もゆっくり駐車できそうです。安心ですね。
福津市の畦町で新たな家づくりがスタートしました。家具工房を営む「creachair クリーチェアー」加藤さんの自宅と家具のショールームを新築する計画です。これまでショールームがあった場所から徒歩数分のところで、約450坪の広くて段差のある土地。現在、造成工事が終了しました。ここからどんな風に変化していくのか楽しみです。