【沖縄】紅型工房べにきち

 

沖縄県本部町から橋で繋がっている瀬底島へ。「紅型工房べにきち」吉田誠子(よしだのぶこ)さんに会いに行って来ました。実はお会いするのは初めてで、想像していたよりも小さくて可愛らしい方でした。ちょうど完成したばかりだという節句の作品こいのぼりのタペストリーを見せていただきました。かわいい!早速注文させていただいて、今年の節句には間に合いませんが、来年の春にヘリテージへ届く予定ですよ。新作パネルのシーサーや石敢當もとても素敵でした。

 

http://benikichi.com/

 

 

関西出身の吉田さんは大学時代から沖縄へ。その頃紅型を学びながら、素潜りにもハマッて日本一になった経験もあるとっても面白い方。実際に自分の目で見た沖縄の海の中の世界を、じゅうぶんに作品に投影されていて、当店でも人気のポスター「琉球の魚」は魚の目がポイントなのだそう!ぜひ店頭でご覧くださいね。(通販にも掲載中)

 

この魚と鳥のポスターは、沖縄県内の道の駅や土産店でも販売されていて、いたるところで見かけました。そうそう、独特の食文化を持つ沖縄はどこの道の駅に寄っても、それぞれに特色があってとても面白かったです。道の駅で食べた、できたてのサーターアンダギーの美味いこと!夫息子の男子チームはずっと食べてました。

 

 

夫は吉田家の建物にとても興味深々で、コンクリート住宅が多い沖縄でも珍しくこちらは木造で建てられていました。建て方も本土とは違って面白かったです。家の周辺はびっしりと防風林のフクギに囲まれているから、木造でも問題ないのだそう。夏でも海からの風がフクギ並木を通り抜けてとても涼しく夜はエアコン無しで寝れるそうですよ。

 

庭にはパパイヤやプルメリアの木が。周辺を歩くと家々を守るようにフクギが青々と茂り、月桃や南国の木々がたくさんあってその辺を歩くだけでも楽しかったです。日本は小さな島国というけれど、北海道から沖縄まで旅して目にうつる樹木は、それぞれの環境に適したものがしっかり生きていて、どこも全然違って面白い。沖縄の木々はとにかく生命力があってワイルドでした。

 

吉田さん、短い時間でしたがお会いできて嬉しかったです。また会いにいきます!