【宮若市T邸の家づくり⑱】土壁の色を決める

左官職人江口氏と施主ご夫妻。外壁のモルタル仕上げと漆喰仕上げ、内壁の漆喰仕上げ、それぞれの色とテクスチャーを決めています。この建築現場の土を漆喰に混ぜて色を作るのです。

 

左官職人、外壁を塗り始めました。

 

カバーがされているところは木製の建具になります。木製建具は弊社オーナー(設計士であり家具職人)が現在工房で製作しています。

 

漆喰・土・石灰砂・藁などを絶妙な配合で混ぜて仕上がった壁。この写真で藁が混ざっているのがよくわかります。藁は土同士の「繋ぎ」として入れられ、土壁の亀裂を防止して強度を保持する目的があります。

 

角度と光の加減でもまた違った雰囲気に見えますが、上の写真と同じ壁です。立体的でとても風合い良く仕上がっています。自然素材の家、とても気持ちが良いですね。田んぼや山に囲まれた静かな田園風景にとてもよく馴染んでいます。

 

こちらは和室の土壁になる材料です。これから仕上げていきます。