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先日の東北旅で、前日までの雨が嘘のように晴れ渡った8月17日、念願の「オズのかごバッグ」佐々木さんをたずねました。
初めてお会いする佐々木さんは、想像していたよりはるかに気さくで明るくって元気な方でした。(人見知り発動のわが子たちにもやんわりと絡んでくださって、まるで親戚のにいちゃんのようだった....)ヘリテージのお客様にも、よく女性が作られていると勘違いされることが多いのですが、ご覧の通り若い男性なのです。現在40歳、かご作りを始めて7年目。かごの世界ではまだまだ若手だと話す佐々木さん、かごの材料となる沢胡桃や山葡萄を、自ら山に入って採取するところから作品づくりは始まります。桜が咲くころから材料の採取が始まり、岩手県内をあたたかい所から寒い所へと、順に山や野を駆け巡って、その年に作る分だけ採取します。時には熊に遭遇することもあるそうで、文字通り体を張っての肉体労働!そうして採取した材料は、数ヶ月間しっかりと乾燥させます。店内にもたくさん出番待ちの材料がありました。
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出番まちの山葡萄
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佐々木さん以外にも、かごバッグをはじめ、古布や柿渋染めの生地をつかったあずま袋やコースター、ドライフラワー、縫製はお母様が手掛けており、長年作り続けてるだけあってセンスの良いものばかり。
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しっかり乾燥させた後、編む直前に水に浸して柔らかくしているところ
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柔らかくなった樹皮を刃物やカッターで、するするとカットしていきます。
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持ち手の部分にはあけびの芯がはいっていて、それを包み込みながら編むような感じ。この編み方も、使ってるうちに壊れないよう丈夫にするため、試行錯誤の末に完成したオリジナルのもの。使う人のこともしっかりと考えて細部まで丁寧に作られています。
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話をしながらもするすると簡単そうに編んでいく佐々木さん。あっという間に片方完成
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私たち家族もすこし編ませてもらったのですが、これがとっても難しい。自分がやって初めてわかる作り手さんの凄さ!
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沢胡桃の樹皮の表(白)裏(黒)をセンス良く組み合わせてつくられるデザインは、編んでるうちに変わっていくそうで、そのほとんどが一点ものになります。
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完成したばかりのかごバッグは、ほんのり湿り気をおびていてやわらかい。これからパリッと乾燥させて、佐々木さんのお店に並ぶほか、当店のような全国の取扱店に届きます。楽しい時はあっという間。かご作りのほかにも、たくさんの興味深い話も聞けて、盛岡まで行って本当に良かったです。佐々木さん、ありがとうございました!
「オズのかごバッグ」佐々木さんのかごバッグは、ヘリテージ店頭・オンラインショップでもご覧いただけます。ぜひご利用ください。そしてそして、来年秋にはヘリテージでオズのかごバッグ単独展を開催予定。お楽しみにー!
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