【店舗デザイン/パン店ができるまで⑥】

福津市日蒔野のベッカライアロ、イートインスペースに建具がはいりました。夫がデザイン・製作の木製建具、わが家や今まで設計してきた住宅や店舗にも同じような雰囲気のものがあるのでとても親近感がわいています。大工工事が大体終わって今週は売り場の床・壁・天井と左官工事がはじまります。天気が心配ではありますが、完成まであとひと踏ん張りです。

 

窓から見える公園の緑が気持ちいいです。ヘリテージに来店されるお客様に、うちの夫の車(ちょっと特殊で目立つので)がよく止まっている場所、として認知されてきました。「オープンが楽しみです」の声もよく頂き有難うございます。私たちもとても楽しみです!

 

「栗の木まるごといただきます」

 

今回の内装デザインのテーマのひとつです。オーナーご夫妻の「小麦まるごといただきます」という想いを受けて、縄文時代から人々の暮らしとともにあった栗の木を同じように余すことなく使おうと、本来なら使うことのない部分の木もその雰囲気をいかして壁に使用しています。床・柱・壁など、今回の工事で使用しているほとんどの木材が栗無垢材です。お店の歴史とともに木目はよりはっきりと美しく、黒褐色に変化していきます。