東峰村の鬼丸豊喜窯に行ってきました。

この度の九州北部豪雨災害に際し、お亡くなりになられました皆様のご冥福をお祈り申し上げますとともに被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。7月の豪雨からもうすぐ1ヶ月がたとうとしています。当店で取り扱っております小石原焼の鬼丸豊喜窯元も、その豪雨で大きな被害のあった東峰村にあります。あの日以来ニュース報道を見ては胸を痛め、なかなか鬼丸さんに連絡をとれないでいた私たち。やはり電話やメールじゃなくちゃんと会いにいきたいとずっと思っていて、定休日の昨日、ようやく足をはこぶことができました。

 

福津市から、宮若市→飯塚市→嘉麻市→東峰村と経由して行ったわけですが、嘉麻市から小石原に向けての山をのぼるあたりから緊張が走ります。もしかしたらこの大きな道も被害にあったかもしれませんが、昨日はすでに普通に通行できて道の駅小石原まで到着。そこにはいつもと変わらず新鮮なお野菜や果物が売られ、ギャラリーには小石原焼のやきものがずらりと。いつもと変わらず元気に営業されていました。

 

さて、少しほっとしたところで道の駅からほど近い鬼丸豊喜窯元へ。

 

鬼丸のおかあさんがいつもと変わらない元気なお姿で、あの日あったことや、それからずっと息子さんが村の消防団として手伝いに行っていること、おとうさん豊喜さんも被害の大きかった窯元さんの手伝いに行っていること、などたくさんの話をしてくださいました。とにかく鬼丸さんちは大きな被害もなくいつも通りに生活も仕事もできているとのこと。本当に会いに行って良かったです。

 

鬼丸さんところと同様、いつも通りに電気をつけて営業されている窯元さんも多く見受けられましたし、道の駅には小石原の焼きものがずらりと並んでいますのでボランティアには参加できなくても、「買い物」という形で支援はできます。私たちもまた小石原に足をはこびたいと思います。昨日は少しですがまた買い付けさせて頂いたので、また日を改めてご紹介しますね。

 

鬼丸さんのところを後にして朝倉・うきは方面を向かいました。その道中、流木や土砂が堆積していたり、いまだ手つかずの場所であったり、田んぼや川がえぐられて地形が変わっていたり、目を覆いたくなるような場所もまだ多くたった数メートルの違いでこんなに違うものかと自然の驚異を目の当たりにしました。夕方近くまた大雨が降りだして、帰路、全面通行止めになるなど、いつもよりかなり時間をかけて家にたどり着きましたが、本当に行って良かったし見て良かったです。これから私たちにできることを真剣に考え、支援を続けていこうと思います。