【庭づくり】家とともに育つ庭

春を彩ってくれた花々が散り、新緑がまぶしく煌めく五月です。お客様とよく庭の話になるので、ひさしぶりに庭づくりについて。わが家はなぜかよく「古民家をリフォームされたんですか?」と聞かれますが、まったくの更地にいちから建てた新築の建築物です。なので、庭もゼロから自分たちで造っている最中。と言っても庭に関しては素人なので、専門書やインターネットで独学で勉強しつつ手探りで、今はおおきな植木だけは造園屋さんに植えてもらっています。

 

素人なりの庭づくりもいよいよ2年目に突入。はじめは自分たちで植えた木がちゃんと根付いて大きく成長するのか心配だったけど、どうやら大丈夫だったようで、2年目にはいってからぐんぐん枝を伸ばし葉を広げて日に日に大きくなっています。特に西日が強いこの場所には、成長が早くドングリの実がなる「コナラ」を植えました。冬の間は落葉し寂しかった木にも、びっしりと新芽が芽吹き店内に気持ちのいい木陰をつくってくれています。

 

店内から見たコナラの木。何とも言えないふんわりとした心地いい光が降り注ぎ、良い感じの木陰をつくってくれています。強すぎる西日も遮ってくれて、まさにカーテンいらず。ここで商品撮影をすると、煌めく玉ボケが美しい写真が撮れるんです。

 

表側の庭も新緑がぐんぐん成長して、緑のグラデーションが旺盛です。4月はオオデマリやコデマリ、芝桜、チューリップなどが華やかに咲き誇ってまさにカラフル!な庭でしたが、今は緑が本当に美しい。グランドカバーに植えたヒメイワダレソウが昨年よりさらに早いスピードで成長していて、これから夏に向けてかなり手入れが必要になりそう。他にも大きくなることを想定して植えたけど、その予想以上のスピードで成長してる部分もあるのでまだまだ課題は山積みです。そういったことも全て経験するからわかること。庭も家も家族もいっしょに育っていこうと思います。

 

ちなみにこれは2016年3月に撮影した庭。図面をもとに、事件現場のように紐を張り巡らして位置確認しつつ、ひとつひとつ石を置き、草木を植えていきました。あーなつかしい。よくこの状態から今までがんばったなぁ...。ここをこうしたい、あそこをあーしたい、と悩みが尽きませんが、どれもこれも楽しい悩みです。わが家の庭づくり、つづく。