瓦葺きの作業も順調に進んでいます。
今週はすこし気温があがるようなので、職人さんたちも動きやすいでしょうか。
今年は本当に寒い日が多いので早く春が来てほしいものですね。
写真奥の棟の屋根、ガルバリウム鋼板を葺き終わりました。
これから中央の大屋根と手前の屋根にいぶし瓦を葺く工事が始まります。
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【現場見学について】
現場での構造見学ができるようになりました。
工事中の今しか見れない内部の構造を、当社担当者の解説とともにご覧いただけます。
家づくりを考えておられる方、
建てたいけどどうして良いかわからず悩んでいるという方、
当社の家づくりに興味のある方がいらっしゃいましたらメールにてご連絡ください。
メールアドレス info@heritage-archigram.com
※「氏名・電話番号・見学希望日・希望の時間・参加人数」をお知らせください。
その他何かご相談等ございましたらご記入ください。(参加無料)
なお日程によってはご希望に添えない場合もありますのでご了承ください。
頂いたメールには必ず返信致します。
数日たっても返信がない場合は、再度送信くださいますようお願い致します。
現場までは当社担当者が車でご案内しますのでご安心ください。
皆様からのご連絡をお待ちしています。
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板金屋根の部分は二重垂木にして通気をとっています。
母屋に野垂木→野地板(無垢材)→ 遮熱シート → 野垂木 → 野地板(無垢材)→ ルーフィング(防水材)→仕上げの屋根材
という順番で施工しています。
壁の中を通った空気が写真2枚目に見える通気口から垂木の間を通り、3枚目の棟換気から外部へ排出されます。
天井内の暖気もまた、棟換気から外部へ排出されます。
工事としては手間がかかりますが、居住性はもちろん家を長持ちさせるために重要な部分でもあります。
野地板は屋根面の剛性をとるためやコストを考えて構造用合板を使用する場合が多いようですが、
弊社では必ず野地板にも無垢材を使います。
手間もコストもかかるのになぜ無垢板を使うのか?
それは家を長持ちさせるために必要だと考えるからです。
屋根は外部からの水分(雨や雪)にさらされる最も過酷な場所であると同時に、
内側からの水分(内部結露)からも守ることが重要となります。
※内部結露についてはまた別の機会に説明したいと思います。
構造用合板は水分(結露)が加わることにより、悪いとカビや微生物によって腐敗が始まります。
合板が柔らかくなりやがて屋根材を支えきれなくなります。雨漏りの原因にもなりえます。
屋根材からの雨漏りと思っていたが、調べてみるとこの結露だったということもあるそうです。
結露が滞り、天井にしずくが落ちて雨漏りのように天井を濡らします。【板金屋さん談】
比べて無垢材は、結露(湿気)を吸収してもちゃんと乾いてくれます。
二重垂木による通気層は熱気を排出するためだけではなく、野地板の乾燥を促進するためでもあります。
このことにより野地板が腐りにくくなり、結果屋根が長持ちするのです。
宮若市T様邸、棟上げ後の様子です。
現場は山の上とあってかなりかなり寒いです。
こちら福津市勝浦が雪降っていなくても、現場は吹雪だったりして過酷な状況です。
この日は完成したばかりの屋根につららが何本も。
そんな中大工さんたちは一日中働いてる訳ですから本当に素晴らしいです。
改めて尊敬します。
施主であるT様夫妻はアウトドアが好きで、真冬の雪山に登ったりするそうなので
きっとこの過酷な状況も楽しんで暮らせるんでしょうね。
さて、肝心の建物、全貌が見えてきましたよ。
新築一軒家を建てるT様ご夫妻の話。
前回、土地が決定したというところまで話が進んでいました。
それから毎週のように打ち合わせを重ねて、ついに7月中旬から現場が動き始めました。
ご夫妻が家を建てようとしている土地には古家(写真上)が建っており、
それらを解体して新築の一軒家を建てるという計画です。
7月の大雨真っ只中に始まった解体工事が無事に終了して、現在は綺麗な更地になっています。
小高い丘の上にあって眼下には田畑が広がり見晴らしは最高。
キャンプやスキーなどのアウトドアが大好きなご夫婦が選んだ自然豊かな美しい場所。
ここにヘリテージがデザインする一軒家が建ちます。
今週末はいよいよ地鎮祭!
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